続イギリスで始めたこと

2001年からイギリスに住んでいます。 人生何があるかわかりません。思いもしなかった異国暮らし。 日々の生活の中で思うこと、発見したこと、出来事などを書いています。

仕事関係

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ジャッキー

ジャッキーはカスタマーサービスをやっている。
カスタマーサービスはお花屋さんのすぐそば。
ある日ジャッキーが紙の切れ端を鉢物や観葉植物が置いてある棚に持ってきた。
これいいかな?と持ってきた紙切れを見せてくれた。
何かと思ったらてんとう虫。
「殺しちゃうのは可愛そうでここならいいかなと思って。」
そう言っててんとう虫を葉の上に乗せた。
それを見て「ああ、ジャッキー好き」と即座に思ってしまった。

お葬式のお花

先週の土曜日から9連休をもらった。
里帰りの疲れを取る目的で11月に有休を取っておいた。
やはり疲れていたのか仕事の最終日はあくびが止まらなかった。
お休みの最初の2日間は何もせずにボーっとしていた。
休み前に私のエネルギーを使い果たしたのが
お葬式用のアレンジメント。

先週一日のお休み明けて仕事に出た日のこと。
お昼ちょっと前に中年のご姉弟がお花屋にやってきた。
あなたがKemmiさんだねと言われ
デイブからKemmiがお葬式のお花を作ってくれると言われてきたと言う。
その日デイブはおやすみ。
デイブからの伝言はない。
全く寝耳に水。
お葬式用のお花には1週間以上前に注文するものと
お店でできるお葬式用の花束がある。
しかしこのお客さんの欲しい物はフラワーアレンジメント。
原則としてはお店ではやらないものだ。
このお客さんはデイブがアレンジ用のオアシスや容器などを持参すれば
Kemmiがやると言ったと言う。
仕方ない、デイブが受けてしまったのならやるしかないと始めた。
最初そのお客さんは小さめの丸いアレンジと大き目の楕円型のアレンジを2つと言った。
アレンジは翌日受け取りに来ると。
お客さんと花選びをしていくうちにお客は予定を変え
その日のうちに受け取りたいと言い出した。
と言うことは私の勤務時間が決まっているので2時間しかない。
アレンジをやるのはけっこう大変で心構えもいる。
その日はそんな余裕もなく突然始めなければならなかった。
何とかやり終えたのは仕事が終わる10分前だった。
こちらが出来上がったメインのアレンジ。

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翌日仕事に出てきたデイブに詳細を聞くと
このお客さんは店に電話をしてきて最初は文字を花で飾れるかと聞いたそうだ。
それは別注文になり店ではできないと答えた。
次に店でアレンジはできるかと聞かれそれもできないと答えた。
店でできるのは花束だけだ。
デイブは休みなのでその日は接客することができないので
お花屋さんのスタッフに頼んで欲しいと言ったそうだ。

まんまと騙されてしまった。

実はこのお客さんは見覚えがあったのだ。
やはり前日にやってきて花束を作って欲しいと。
その日はその客の欲しい色の花がなく
翌日その客の欲しい色を取り置きしておいたがやってこなかった。
この人を接客しながらころころ気が変わる人だなと思っていたのを覚えている。
次回彼女を見たら要注意とデイブと意見が一致した。

赤いコート

昨日久しぶりに顔見知りのお客様に会った。
久しぶりねと声をかけてくれたこの婦人とは
お花を買っていただいたときに誕生日が一日違いだとわかった。
私より30歳も上の方なのだ。
昨日この方が真っ赤なニットの膝丈のコートを着ていて
それがとても素敵だったのでそう言うと
そのコートは自分で編んだものだとおっしゃる。
「これは1970年代に自分で編んだの」
40年ほど前???
綺麗に編みこみされていて染みはどこにも見当たらない。
そしてもっと驚いたのは全く色あせていないのだ。
お風呂で洗って型崩れしないようにタオルの上で干すそうだ。
とても素敵なコートだった。

同じ日に去年の11月に元お医者様だったご主人を亡くされた奥様が
お花屋さんで花を選んでいた。
前回お会いしたときは言葉少なかったのだが
昨日は笑顔でお話してくださった。
赤いアルストメリアを選ばれていた。
私も好きで時々買うんですよと言うと
「私、赤が好きなの。ほらこのコートも赤でしょ」と
にっこり微笑まれた。

昨日は年老いても素敵に赤を着こなすお二人に会えて
私も嬉しくなってしまった。

久しぶりのブーケ

今年に入ってから会社の経営方針が変わり
お花屋さんスタイルは終わってしまった。
私達花屋のスタッフは人手不足でレジに借り出され
花屋にほとんど常駐できない日々が続いた。
それでも花束作りのサービスは今も細々と続いている。
花屋のディスプレイ用のボードのはずされたので
見本の花束は作らなくてよくなった。
もう花束作りのサービスもなくなったと思っているお客さんも多い。

昨日はお客さんの会社の行事に飾る花束を頼まれていた。
4年前に初めて注文を頂いて気に入っていただけて
その後毎年9月になると注文を頂いていた。

昨日は入荷の花が少なくてあまり選択肢が無かったが
花びらの縁が淡いピンクの白いバラが入ったので
それでイメージを膨らませてみた。

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依頼してくださる方はいつも細かい注文がなく
完全に任せてくださる。
久しぶりに楽しい花束作りだった。

セルフ・チェックアウト(レジ)

もともとセルフ・チェックアウト(レジ)はあったのだが
手かごを乗せる台がある少数購入用だ。
最近普通のチェックアウトと同じ規模でのセルフ・チェックアウトが
店内に4台設置された。
沢山の買い物があっても自分で清算できるものだ。

ある日私のチェックアウトにいらした年配の女性が
「セルフ・チェックアウトを使うように勧められたけど
あんなの絶対使わないわ。
挨拶もできない機械なんて真っ平だわ」とおっしゃった。

私の勤めるスーパーの客層は年配の方もかなり多い。
話し好きのイギリス人。
特にお年寄りで一人またはご夫婦だけで暮してる方々は
顔見知りのスタッフとの世間話を楽しみにしている。
また我がスーパーでは必ず袋詰めを手伝いましょうかと客に尋ねる。
世間話もできて袋詰めも手伝ってくれるので
それを期待しているお年よりも多い。

新しいセルフ・チェックアウトを利用している人を見ると
若い方、男性などでお年寄りの姿はほとんど見ることがない。

日本だったらけっこう稼動するのではと思う。

ガールフレンド

一昨日レジの仕事をしていると顔見知りのおじいさんが
私のレジにやってきた。
密かに心の中で「子泣きじじい」と呼んでいる。
(似ているの。ごめんなさい)

毎週バラの花束を買いに来てくれて
私が接客するととてもいい笑顔を見せてくれる。
時々冗談もおっしゃる。

一昨日は娘さんと一緒にいらした。
私に気がつくとおじいさんは娘さんに
「僕のガールフレンドだよ」と紹介してくれた。
娘さんは本当にガールフレンドだったら
2人きりで大切な話をしなければと言い笑った。

おじいさんに今日は娘さんとご一緒なんですねと言うと
免許を返したから娘に連れてきてもらったとおっしゃった。
去年までは自分で運転されていたので
お年を伺ってもいいですかとたずねると
92歳だとおっしゃった。
しっかりされているのでまさか90歳を超えているとは
驚きだった。

忘れ物

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昨日はお休み。
先週はずっと早番で5時起きだったので
目覚ましをかけずに寝た。
9時ちょっと前に目が覚めて良く寝たなと思いながら
次に頭に浮かんだのがガーデンセンターの鍵。
前日ガーデンセンターで仕事をしシャッターを閉めて
その後カスタマーサービスに鍵を渡して仕事が終わり。
あれ???
渡した記憶が無い。
ぎりぎりに終わって倉庫に物を運んでそのまま帰ってきた。
鍵はやっぱり上着のポケットに・・・
開店は10時。
まだ間に合う。

起きて顔も洗わず着替え先に起きていた夫に事情を説明し職場へ直行。
駐車場で喫煙所へ向かうデイブを発見。
鍵を渡して一件落着。
やれやれ。

自動車免許

ガーデンセンターの店番はレジがあるので2人と決まっている。
ただ同じ人が常駐できないので毎日店番の組合せが変わる。
先週は去年からアルバイトを始めた17,8歳の学生と仕事をした。
紅茶の差し入れをしてくれると言われた時に一緒だったサリー。

マークも大学に入ったばかりで私が日本人だと言うと
日本に行きたい、いろんな国に言ってみたいと言った。
来年大学の調査でインドネシアのジャングルに行くのをとても楽しみにしていた。

マイクは今車の免許を取っていて筆記試験は合格しており
翌日が路上試験だと言う。
もしそれに落ちると次に試験は3ヵ月後になってしまうので
絶対受かりたいので今夜は早く寝ると言っていた。

久しぶりに若い10代の子達と話していて
いろんな夢があって微笑ましいなと思った。

昨日仕事中にマイクにすれ違った。
免許どうだった?と訊くと減点無しで一発だったと嬉しそうに言った。
どうしたかなと思っていたけどそれなら次は車探しだねと言うと
車が決まったら教えるからと満面の笑顔で言った。
ちょっと私まで嬉しくなった。

差し入れ

勤め先のスーパーでは4年ほど前から屋外のトロリー置き場を使って
数ヶ月だけガーデンセンターを開いている。
今年も2月中旬から開いていた。
その店番も週に何回か回ってくる。
昨日も大学生のバイトの女の子と店番をしていた。
ここ最近の気温はまだ10度まで行かず一日外での仕事は寒い。
お客さんも寒いでしょうと声をかけてくれる。

昨日は90歳近い綺麗な真っ赤なコートを着たご婦人がコンポストを買いにいらした。
「こんなに寒いところで仕事をしていて温かい飲み物は出してもらえるの?」と聞かれた。
ありませんねと答えて温かい紅茶にウイスキーなんて入れてくれたらいいですねと
冗談を言った。
そのご婦人が紅茶に砂糖やミルクは入れるのと聞かれたので
私は砂糖もミルクも無しですと言った。
あなたは?とバイトのサリーにも尋ねられた。
するとサリーが「私はけっこうです」と断りだしたのでびっくりした。
このご婦人は私たちが温まれるように紅茶の差し入れをしてくれようとしていたのだ。
私は慌ててお気持ちだけで嬉しいですとお断りした。
本当にいいの?と言ってくださった。

お客様が帰られた後にサリーと私は優しいお客さんだねと嬉しかった。
身体は温まらなくても私たちの心は確実に温まった。

12月

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12月はスーパーが一番忙しい時期。
クリスマスらしい花束と思い赤を意識して作ってみた。

今年の冬は雨ばかり。
私の休みに合わせて行きたい所もあるのだが
とにかく天気が悪くて実行できない。
夫の母のお墓参りも予定してから一ヶ月近くも行けていない。

このぐずついた天気に愚痴を言いたくなるのだが
イギリスのある地域では去年に続いてクリスマスを目前に洪水。
床上浸水。
洪水で家を追われることを考えたら愚痴は言えない。
恵まれていると思わなければとお客さんとの会話。