続イギリスで始めたこと

2001年からイギリスに住んでいます。 人生何があるかわかりません。思いもしなかった異国暮らし。 日々の生活の中で思うこと、発見したこと、出来事などを書いています。

両親 > 笑顔

笑顔

母がお世話になっていた老人保健施設には父もお世話になっている。
母と再会したあと父にも会ってきた。
毎年父は私のことをわかるだろうかと不安がよぎる。
今年も顔を出したときに「誰かわかる?」と聞くと
ニコッと笑って「わかるよ。〇〇ちゃん」と言ってくれた。
つい最近見舞ってくれた叔父や叔母の事は忘れていても
まだ私が娘だということを覚えていてくれる。
母に会ったすぐ後だったので父の笑顔が嬉しかった。
久しぶりに会った母の姿にかなりショックを受けてしまったので
父の笑顔にとても癒された。
あのまま父に会わずに実家に戻ったら打ちのめされた気持ちになっただろう。

母をメンタルクリニックへ連れて行った日に友達も仕事の都合をつけて来てくれた。
友達の顔を見た母がその時は正気で嬉しかったのがとてもいい笑顔を見せてくれた。
その笑顔を見た友達が思わず涙ぐんでしまった。
笑顔になってもらえることがこんなに嬉しく思えることを知った。

里帰り中母に比べると回数は少なかったが何度か父を訪ねた。
そのたびに父は笑顔で迎えてくれた。
父は私が尋ねることに返事をする程度で会話にはならない。
私が差し入れした食べ物を私の手から食べた。
口の中のものがなくなると巣の中にいる鳥の赤ちゃんのように
口を開けて待っている。
元気に食べてくれるのが嬉しかった。
思春期から20代半ばまで父が嫌いで仕方なかった。
その私が父の笑顔に癒されるなどとはその時は思いもしなかっただろう。

ある日少し正気になった母が
父さんも母さんもこんなんでごめんねと言った。
私は居てくれるだけで良いんだよと言った。
本当にそう思う。

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昨日と今日のお話

とっても心に響き
ちょっと涙が出そうになりました

わたしも 年老いた両親から離れ外国暮らし
なので両親が
元気に居てくれることが
なによりも嬉しいことです

何もしてあげれないのですが
毎朝 両親の顔を思い出して
彼等が元気で健康に居てくれることを祈ってます

2015.06.05 05:20 だんご #- URL[EDIT]

海外で暮らすようになって、はじめて家族の有難さを実感しました。
kemmiさんのブログを読んでいて、涙ぐみながらいろいろ考えました。
よいお父様とお母様ですね。
私も母に会いたくなりました(父は早くに急逝したので)。

2015.06.05 07:21 ぷうまま #- URL[EDIT]

kemmiさんてば・・・
 お陰で朝から 事務所で泣いちゃったじゃないか!

「笑顔」
 本当に嬉しいよね!
 おとうさまも おかあさまも
 kemmiさんが いてくれて
 どんなにか お幸せでしょう!!

 kemmiさんこそ お身体に気を付けてくださいな!

2015.06.05 08:25 しろうさ #WGv/JGO2 URL[EDIT]

kemmiさん、いつもありがとう。
綴りながらつらくなることもあるかと思います。
でも、共感できることがいっぱいあり、
共感できる人もいっぱいいます。
「老いる」ってだれにも平等にあることだもんね。
できるだけ笑顔でいよう、うん。

2015.06.05 18:43 TSU #- URL[EDIT]
だんごさま

日本を出るとき覚悟したつもりでも
何かが起きると覚悟なんてできていなかったと知りました。
でもその度ごとにできることをやるだけです。
私も寝る前に両親が穏やかに過ごせますようにと祈ります。
みんな元気でいてくれるのが何よりですね。

2015.06.06 04:10 kemmi #- URL[EDIT]
ぷうままさま

家族って親ってありがたいですね。
お母さまがお元気でいらっしゃることを願います。

2015.06.06 04:17 kemmi #- URL[EDIT]
しろうささま

朝からごめんなさい。
しろうささんのご両親もいい笑顔をなさるんでしょうね。
しろうささんこそお身体に気を付けて。
そしてありがとうございます。

2015.06.06 04:19 kemmi #- URL[EDIT]
TSUさま

TSUさまこそいつもありがとうです。
今回の里帰りで感じたことを書いています。
忘れないように残しておきたいと思って。
つらい出来事ではあるけれど誰にでも起こることですね。
笑顔は良いですね。
これからもいい笑顔を見せてもらえるように。
自分もいい笑顔になれるように。

2015.06.06 04:25 kemmi #- URL[EDIT]

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