続イギリスで始めたこと

2001年からイギリスに住んでいます。 人生何があるかわかりません。思いもしなかった異国暮らし。 日々の生活の中で思うこと、発見したこと、出来事などを書いています。

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続里帰り2013-1

仕事に復帰して初めてのお休み。
いつも日本から戻って時差ぼけと戦いながらの最初の週はとても疲れる。
お休みが待ち遠しかった。

今回も6月と同じフィンランド航空を使って中部国際空港に着いた。
前回は気づかなかったが今回出発ロビーでこんなものが目に入ってきた。
IMGP3864.jpg
遊び心がいいな。

今回も友達が千歳空港まで迎えに来てくれた。
今回も空港内の温泉に泊まり疲れを取りたかったのだが
ハイシーズンで温泉は満室だったので諦めた。
ランチを取ったらもう何もかも美味しくて仕方なかった。
そしてまた友達の車を借りて自宅へ向かった。
もう夕方になっていたので母の病院へは
翌日の日曜日に行くことにしていた。

母の退院は8月1日に決まっていた。
しかし母には7月の末にまた来ると言ったきり
正確な日にちは伝えていなかった。
日曜日の午前中に母の病室を訪ねると私を見た母はびっくりしていた。
嬉しさがあふれ出るような満面の笑顔で私の手を取った。
あんな嬉しそうな母の顔を見たのは私の花嫁衣裳を見たとき以来だと思った。
あとで母が言っていた。
いつも病院食を残さず食べていたのに
あの日はあまりにも嬉しくて胸がいっぱいで
お昼を全部食べられず珍しく残してしまったと。

5週間ぶりに見る母はとても元気そうだった。
同室の人たちとも仲良く和気藹々としていた。
みんな退院の近い人ばかりだったのでよけい明るく感じた。
退院まで毎日病院へ通った。
母はリハビリを私に見て欲しいなと言っていたので
退院する前日に見せてもらった。
理学療法士の方が病室まで迎えに来てくれる。
リハビリ室に向かう長い廊下を歩く母の足取りは
5週間前に比べるとかなりしっかりしていた。
1時間かけた午後のリハビリはマッサージから始まり
足を使ったメニューが何種類かあり
長い廊下を2往復する。
最後に階段を登り降りてくる。
全て杖無しだった。
足を使ったメニューの中で私が驚いたのは
サッカーボールを使った訓練。
骨折していない右足でサッカーボールの壁蹴り。
戻ってきたボールを蹴った同じ足で止める。
軽く蹴るだけでいいですからねと言われているのに
母は壁に穴が開くのではないかと思うくらい力強く蹴り
見事にその足でボールを止めていた。
最初は蹴っても同じ足でボールは止められなかったそうだ。
お世話になった3人の理学療法士さんとの関係もいいのが見て取れた。

母から退院する前日に渡す看護婦さんと理学療法士さんへの
お礼の菓子折りを頼まれていた。
特にお世話になった3人の理学療法士さんへも個人的に
イギリスのチョコレートを頼まれた。
理学療法士さんは最初受け取りを辞退されてしまったのだが
母が頼み込んでもらってもらった。
翌日チョコレートが美味しかったと言われて
母はとっても嬉しかったそうだ。
退院する時エレベータの前に看護婦さんが集まって見送ってくれた。
3ヶ月もいたのだと思わされた光景だった。

車に乗り込んで家に向かった。
友達が貸してくれた車であること。
他の友達にも本当によくしてもらっていることを
車の中で話していると母が
「みんな善い人ばかりで涙が出てくるね。友達は大切にしなさいよ」と言い出した。
私は驚いた。
今まで泣くということがない母だったので
とにかく驚いた。
そして骨折してから自宅へ戻れるまでの3ヵ月半
母はいろんな経験をしたのだろうと思った。

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親子の絆。

遠いイギリスから駆けつけてくれるうれしさで
頑張って退院せねば...と気力をkemmiさんから
もらった結果なのでしょうね。お母様が元気に
退院されてよかったですね。(^^)
そして応援してくれるお友達や気に留めてくれ
る親族やご近所さんに囲まれて、ほのぼの感が
伝わってきます。kemmiさんの時差ぼけ疲労が
早く解消されていつものはつらつkemmiさんに
なってくださいね・・・。

2013.08.26 07:56 北の旅烏 #- URL[EDIT]

.........ああ、もう......泣けちゃうなあ。
とても素敵なお母様ですね。

2013.08.26 19:12 TSU #- URL[EDIT]
北の旅烏さま

いつも何か起こるたびに周りの人に助けられていると実感します。
母もそんな想いが涙となって溢れたのでしょうか。

時差ぼけは取れたものの疲れはなかなか取れないですね。
9月の有休まで頑張ります。

2013.08.26 21:40 kemmi #- URL[EDIT]
TSUさま

母にはいつも驚かされます。
思った以上に強い人です。
母のような生き方はできないけれど尊敬しています。

2013.08.26 21:44 kemmi #- URL[EDIT]

何度も何度も繰り返し読ませていただいています

そのたびに 涙が出そうになるのは 
どうしてでしょう

母娘の 一見淡々とした中での暖かいふれあい
ああ 泣けてきますぅ

2013.08.28 22:20 かっち #- URL[EDIT]
かっちさま

ありがとうございます。
母の退院に立会い、実家に母と一緒に帰れたのが
本当に良かったと思っています。

2013.08.29 00:00 kemmi #- URL[EDIT]

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