続イギリスで始めたこと

2001年からイギリスに住んでいます。 人生何があるかわかりません。思いもしなかった異国暮らし。 日々の生活の中で思うこと、発見したこと、出来事などを書いています。

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格好良さ

スーパーに勤めていると素敵なお客ばかりでなく
苦手なお客もいる。
毎日のように来る老人。
店内用の電動カートを借りて店内を一回りする。
売り場ごとに店員に声をかける。
無視すると怒り出すので相手にしないわけにはいかない。
声が大きいのでそろそろ自分の売り場にやってくるのがわかる。
別に店員に興味があるわけではなく
話をしたいだけなのだ。

ある日買い物が終わったこの老人が花屋の前を通った。
いつものように話し相手をしていると
私の仲の良いお掃除のスーを指差して
「あの人の給料はあんたより安いんでしょ?」と聞かれたので
おんなじ時給だと言うと
「あんな頭を使わず床を掃いているだけの仕事が
あんたと同じ給料なわけがない」と言い出した。
こんな変なことを言い出されて不愉快になってきたので
あの人は私の仲の良い友達なんですよと言った。
老人は間が悪くなったのかその先を続けずに帰っていった。

そのすぐあとにスーが花屋のちりとりを借りに来たので
その老人のことをどう思うと聞くと大嫌いと一言。
実はと言ってスーのことを悪く言っていたと言うと
最近あった話をしてくれた。

スーパーには保安会社から警備員の人が何人か
日替わりでやってくる。
その日は黒人の警備員だったそうだ。
老人はその警備員に話しかけ
「あんた私が話していることわからないだろう」と言ったそうだ。
肌の色で英語がわからないだろうとからかっていた。
たまたまそこで掃除をしていたスーは
これは聞き捨てならないと思ったそうで
「そんな言い方をすべきではない。
あんたの言うことはわかっているに決まっているでしょう」と叱ったそうだ。

それでスーのことを私に悪く言ったのだとわかった。
スーはあんな人は店出入り禁止にすべきだ。
もしまた変なことを言ったら支店長に掛け合って
出入り禁止にすると息巻いていた。

私には客に向かってこんなにきっぱりと
悪いことは悪いと言えない。
姉御肌でいつも助け舟を出してくれるスー。
この日は特にスーの格好良さに憧れた。

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偏屈爺?

どの国にもいるのでしょうね。わがままで強情で。
話し相手がいないのもご老人のなせる業かもです。
得てしてこういう人間は、上から目線で生きてきた
人に多いものかもしれません。淋しさを共有できる
術を知ってか知らずか解りませんが気持を純にする
歯車を持ち得なかったのでしょうか。友は心を開い
て同じ土俵に立たねば永久に持ち得ませんものね。

2013.03.27 07:39 北の旅烏 #- URL[EDIT]

若いころは、年を重ねると経験をつんで忍耐力もできてくるんだろうなあ、と思っていましたが、年をとるにつれだんだん頑固に意固地に聞く耳持たぬ、となってくる人もいますよね。年をとって誰も話す人がいなくなったらさびしいだろうなあと思って、町でお年寄りが話しかけてきたらなるべくにこやかにするようにしていますが、その人は悲しいですね。結局一人ぼっちで寂しいから気をひきたいだけのような気もしますが、そんなだからますます嫌われるんだろうし・・。愛される老人になりたいものです。

2013.03.28 01:50 ぽん #.I57DTE6 URL[EDIT]
北の旅烏さま

本当にどこにでもいますね。
今日も来ましたよ。
きっとどこでも嫌われているのかもしれません。
寂しいですが身から出たさびですね。

2013.03.28 06:14 kemmi #- URL[EDIT]
ぽんさま

こちらのお年寄りと話すのは楽しいですよね。
でも中にはこんな人もいますね。
私も愛される老人になりたいです。

2013.03.28 06:16 kemmi #- URL[EDIT]

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