続イギリスで始めたこと

2001年からイギリスに住んでいます。 人生何があるかわかりません。思いもしなかった異国暮らし。 日々の生活の中で思うこと、発見したこと、出来事などを書いています。

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切ないお花

ビオラがさらに花盛り。

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この2日切なくなるお花屋さんのお客様があった。
一人目はこれから孫のお墓に花束を持って行くという老婦人。
花束が出来上がると「明日はこの子の誕生日なの。
生きていたら23歳になるはずだった」とおっしゃった。
アフガニスタンに兵士として駐在されていて殉職されたそうだ。
テレビで毎週のようにアフガニスタンで殉職した方のニュースがある。
どの顔も若い男性ばかり。
こんなにも身近に起きているのかと思った。

2人目の方も老婦人。
来週の月曜日にフリージアの花束12束と白のバラを1束のご注文だった。
お友達が亡くなられたそうで火曜日のお葬式用の花だそうだ。
亡くなられたお友達とその女性はよく私の働く花屋に
花を買いに来てくれていたそうで
亡くなられた女性はいつもフリージアを買っていたそうだ。
じゃ私もその方の顔を見ればあの方だとわかりますねと言うと
「いつもここのフリージアが好きだったので
お葬式のお花はここに頼もうと決めたの」とおっしゃった。
身の引き締まる思いがした。
 
3人目も方も老婦人。
青果部にいるニールが彼女を連れてきて
バラを一輪だけほしいと言う。
全ての花は束売りになっているのでばら売りはできない。
事情を聞くと小さな子供さんのお葬式に行くそうで
バラを一輪だけ持ってきて欲しいと言われたそうだ。
安売りにしたばかりの赤いバラがあったので
もしこれでよかったら無料で一輪さしあげますと言うと
ほっとした顔をされた。
セロファンでラッピングしながら小さなお子さんだったんですかと
たずねると8歳だったとおっしゃった。
そのあと涙がこみ上げられたようで言葉が詰まってしまった。
これ以上お話しを聞いてはいけないと思って私は黙った。

いつもお客様の喜ぶ顔を見るのが私の励みになる。
しかしこういう切ない花もあるのだ。

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花色。

春を告げるフリージアの黄色い花が大好きです。
花から元気をもらったり、失意から這い上がる
希望の道を教えてもらったり・・・。
でも悲しみに暮れる添え物としての花もありま
すね。花色の力で心痛を少しでも和らげてくれ
たらと思います。

2013.03.21 07:22 北の旅烏 #- URL[EDIT]
北の旅烏さま

私も黄色のフリージア大好きです。
香りがまたいいですよね。
花の力で少しでも癒されるといいな。

2013.03.22 03:22 kemmi #- URL[EDIT]

わたしも黄色のフリージア好きです。
高校生のころから、この花だけはお小遣いで買って机に飾ったりしてました。

花にまつわるせつない記憶。
楽しかった思い出よりもずっと心にしみいる気がします。
ほんと、花の力で少しでも癒されますように...。

2013.03.24 13:37 tuguki #- URL[EDIT]

みんないろんなことを抱えて生きているんですよね。
切なかったり、うれしかったり、楽しかったり、くるしかったり..............、どのシーンでもお花は必ず心のお薬になってます。
kemmiさん、すてきなお仕事ですね。

2013.03.24 17:35 TSU #eYj5zAx6 URL[EDIT]
tugukiさま

私も黄色いフリージア好きです。
香りがとってもいいですよね。
白と黄色だけかと思っていたら赤やピンクもありました。

花の力を信じたいです。

2013.03.25 05:07 kemmi #- URL[EDIT]
TSUさま

イギリスの人は話し好きなので無言で買い物をすることがありません。
そのおかげでいろんなお話しを聞かせてもらえます。

いい仕事をさせてもらってますね、私。

2013.03.25 05:12 kemmi #- URL[EDIT]

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