続イギリスで始めたこと

2001年からイギリスに住んでいます。 人生何があるかわかりません。思いもしなかった異国暮らし。 日々の生活の中で思うこと、発見したこと、出来事などを書いています。

2016年10月 の記事一覧

赤いコート

昨日久しぶりに顔見知りのお客様に会った。
久しぶりねと声をかけてくれたこの婦人とは
お花を買っていただいたときに誕生日が一日違いだとわかった。
私より30歳も上の方なのだ。
昨日この方が真っ赤なニットの膝丈のコートを着ていて
それがとても素敵だったのでそう言うと
そのコートは自分で編んだものだとおっしゃる。
「これは1970年代に自分で編んだの」
40年ほど前???
綺麗に編みこみされていて染みはどこにも見当たらない。
そしてもっと驚いたのは全く色あせていないのだ。
お風呂で洗って型崩れしないようにタオルの上で干すそうだ。
とても素敵なコートだった。

同じ日に去年の11月に元お医者様だったご主人を亡くされた奥様が
お花屋さんで花を選んでいた。
前回お会いしたときは言葉少なかったのだが
昨日は笑顔でお話してくださった。
赤いアルストメリアを選ばれていた。
私も好きで時々買うんですよと言うと
「私、赤が好きなの。ほらこのコートも赤でしょ」と
にっこり微笑まれた。

昨日は年老いても素敵に赤を着こなすお二人に会えて
私も嬉しくなってしまった。

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ソレイユ

何年か前に好きで行っていた「ソレイユ」というイタリアンは
まだあるのだろうかと検索してみた。
何年か前と行っても17,8年は経っている。
2,3年前に検索したら今も同じ場所にあるのがわかった。
昔は歩いていける距離にアパートを借りていたが
札幌の中心から離れているので自然と足が遠のいてしまった。
今でもまだお店があるとわかって行ってみたかった。
今年その機会がやってきた。
従弟が今年の春新しい家を買って引っ越した。
ソレイユは従弟の家から歩いて5分くらいなのだ。
お留守番しているときに行く絶好のチャンス。
友達を誘って久しぶりに行くと店内の装飾はほとんど変わっていなかった。
20人も入れば満席のご夫婦でやられているお店。

ずっと夢に見ていたのは鴨のロースト。
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これが食べたかった。

前菜もパスタも美味しかった。
でも食べたかったのはこの鴨のロースト。
やっぱり美味しかった。
友達も気に入ってくれた。
ソレイユは今年20周年だそうで
予約しなければ席が取れないほどになっていた。
通いだしたのはまだ2,3年しか経っていないときだった。

このあと数日は幸せな気分を味わった。
また機会があればぜひ行きたい。

ポケットwifi

去年から夫婦でスマホデビューした。
実家にはインタネット環境がないので日本ではただの携帯としてしか使えなかった。
この冬に日本にいた時には実家の電話はもうはずしたので
夫は私の携帯に電話するしかなった。
その電話代は2ヶ月で5万円ほど。

今回里帰り前にポケットwifiをレンタルできる情報を得た。
ためしにグローバルモバイルさんからレンタルすることにした。
私が借りたのはソフトバンクのもの。
一日480円で一ヶ月だと6000円。
インターネットで申し込んでおくと成田空港のカウンターで受け取れる。
その後すぐにスマホが使えるようになった。
帰りは支給された封筒に入れてポストに投函するだけ。
とても快適に使えた。
夫とはメッセンジャーを使って電話をしていた。
ビデオチャットもできるのでほぼ毎回お互いの顔を見ながら話をしていた。
やはり声だけよりも顔が見えると安心するし寂しさも軽減される気がする。
夫はビデオチャットで私の友達や母と話しをすることができた。
母の顔を見たのは9年ぶりだ。
母も嬉しかったようだ。
小声で「相変わらず太っているね」と夫のことを言っていたが
夫は日本語がわからないのでただただ喜んでいた。

便利な世の中になったものだ。
数年前には想像もできなかった。
更にすごいのが通話料が無料だと言うこと。

母とお寿司

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母が活けた花

母は元気でいてくれた。
前回私がイギリスに戻ってからすぐ気落ちしてしまい
あまり物が食べられなくなってしまった。
それが上向きになったと思ったら肺炎を起こし
2ヶ月近く入院することになってしまった。
老人ホームのケアマネージャさんはいつもメールで
母の状況を教えてくださる。

ほぼ半年振りに会った母はなかなか太れなくなってしまったが
元気でいてくれた。
いつも連絡をくださるケアマネージャさんが
母とお寿司を食べに行ったらどうかと提案してくださった。
母と外出できるとは思っていなかったので驚いてしまった。
ケアマネージャさんが車を出してくださり車椅子も貸し出してくださると。
母に尋ねると行きたいと言った。
日にちを決め母には食べたいお寿司を考えておいてねと頼んだ。
母はとっても嬉しそうにしていた。
迎えに行くと母は今回私が買った服を着て待っていてくれた。

お寿司屋さんは母が元気だったときによく行っていた所だった。
入り口で帰ろうとするケアマネージャさんに一緒に食べて欲しいと頼んだ。
母も強く望んだので快くご一緒してくれた。
一口カットと頼むと小さい握りにしてくれるそうでそれをお願いした。
母は久しぶりに来たお店を懐かしそうに見回していた。
お寿司が来ると母はしっかりと目を見開き上手に箸で食べた。
私もケアマネージャーさんも母の姿が嬉しかった。
ケアマネージャさんは母の落ち込んだ姿も見ているので
胸が熱くなったようで目頭を熱くされていた。
本当にいい方だ。

今回の滞在の3週間は短く母の所へもなかなか顔を出せなかった。
今回ほぼ20年ぶり幼馴染と会い温泉へ行った。
その話を母にすると温泉も言ってみたいねと呟いた。
じゃ今度行こうねと答えた。
帰国前日に母を訪ねると家も見てみたかったなと言ったので
これから実家に言ってみようかと言うと母は行かなくてもいいと言った。
それじゃ来年の春にまた帰ってきたときに家と温泉に行こうねと約束した。
その話をケアマネージャさんにすると次回私が帰って来るまでに
それを目標にすると有意義な時間が持てると賛成してくださった。

ケアマネージャさんが私に言ってくれたこと。
何人ものお年寄りを見てきて一度気持ちや体調が下向きになってしまうと
なかなか元の位置まで戻ってくるのは難しいのに
母のすごいところはまたその位置まで戻ってきたことだと言われた。
いくつかの苦難を乗り越えてきた母。
まだ母はファイターなのだと思った。
今なお頑張る母を見習って私も何とか次回母の希望を叶えられるように
頑張ろうと思った。

クーちゃん

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今回の里帰りは新婚旅行に行く従弟のために従弟の犬、クーちゃんと
お留守番をすることがメインになった。
従弟と奥さんはクーちゃんがいるのでなかなか旅行に行けなかった。
そこで今回の私の里帰りに合わせて新婚旅行を計画したのだった。
今まで両親が従弟に大変お世話になっているので
そんな事はお安い御用と引き受けた。
叔父が生きていた頃からクーちゃんの事は知っていたが
寝起きを共にするのは初めて。
従弟たちが旅行に出かけた頃は彼らの帰りを待っているのか

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こんな姿が見られたがそのうちに慣れてくれた。
夜は寝るよと声をかけると私の布団の足元にやってきて朝まで一緒に寝た。
日中は私も用事があるので出かけクーちゃんの夕食に間に合うように帰る。
1週間ほどの留守番だったがクーちゃんとすっかり仲良くなった。
そろそろお別れの日という時になぜか私の足に自分の前足を乗せるクーちゃん。

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まるで私が出かけるのがわかっているかのように。
そして行かないで言っているようで困った。

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無事帰国

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昨日無事帰国。
今回はこの方と10日ほど一緒にいました。
火曜日から仕事復帰で一気にイギリスの生活に戻ります。