続イギリスで始めたこと

2001年からイギリスに住んでいます。 人生何があるかわかりません。思いもしなかった異国暮らし。 日々の生活の中で思うこと、発見したこと、出来事などを書いています。

2016年05月 の記事一覧

やっと・・・

とうとう、いや、やっとテレビが点かなくなった。
このテレビは前回のテレビが14ヶ月で音が出なくなり
買い換えたものだった。
最初は良かったのだが2年くらい経ってから
リモコンでスイッチのオンオフができなくなってしまった。
チャンネルや音声はリモコンを使えるのに
スタンバイの状態でオンオフができなくなった。
でも買い換えるにはそれ以外の不都合が無い。
色々と考えて一番の解決法はコンセントを抜いて電源を切る。
この方法にして2年くらい経っただろうか。
なんとも不便だった。
それが木曜日買い物から帰ってきてテレビのコンセントを入れた夫が
点かないと言い出した。
それから二人で色々と試したがテレビはスタンバイの状態で
オンにはならなかった。

夫ともう新しいのを買うしかないと意見が一致した。
すぐに電化量販店で一回り大きなテレビを買ってきた。

私と夫はリモコンのスイッチでテレビが点くことに痛く感動した。
リモコンでテレビが点いたり消せたりする。
当たり前のことなのにもうコンセントをいじらなくてよくなったのが快適だ。
夫はリモコンでスイッチを入れるたびにほら点いたと
今のところ得意気だ。

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臆病者

夫は10歳くらいから眼鏡をかけているせいか
目にはとても敏感だ。
目薬を点すのも嫌なのだが不器用なので私が点してやる。
最初の頃は私が目薬を入れ易いように目蓋を開いて
抑えようとすると凄く怯えて怒り出した。
とにかく眼鏡がない状態で何かが目の近くに来るのが嫌だそうだ。

以前夫が話してくれたこと。
若い時仕事中に夫の目にゴミが入ったようで
医者に診てもらいに行った。
夫は診察台に乗っていた。
看護師が医者に用意ができましたと言うと
医者は看護師に
眼球を洗浄するから眼球を取り出してと言った。
この言葉を聞いて真に受けた夫は気を失ったそうだ。
気がつくと医者があれは冗談だったのだけど
まさか気を失うとは思わなかったと謝ったそうだ。

医者が拡大鏡のような物を覗いて
やはりゴミが入っているのでそれを取り除くと言った。
鋭い針の先端のような器具を目のそばに持ってきて
目を動かさずつぶらないようにと夫に言った。
夫は針の先端のようなものが自分の目に近づいてきた途端
また気を失ったそうだ。

何とかゴミを取り除くことはできたが
治療にあたった医者はまさか大の男が2度も気絶するとはと
驚いていたそうだ。

私も若い頃眼科で眼球に刺さっていた金属の破片を取るのに
同じような治療を受けた。
針の先端のようなものが近づくとさすがに怖かったが
気絶まではしなかった。
夫はかなり臆病なのだ。

ジューリ

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このミニシクラメンは7年ほど前にジューリから
私の誕生日プレゼントにもらったものだ。
昨日仕事に行くとスーがジューリの訃報を教えてくれた。
先週の土曜日に亡くなったそうだ。

私が今のスーパーに勤めるようになった初日に
配属された部署のスーパーバイザーが私をジューリに紹介してくれた。
ジューリは私に握手を求めよろしくねと言ってくれたのを覚えている。

ジューリはなかなか問題の多い人だった。
夫は暴君。
娘は薬物中毒で彼氏も同じ。
娘は私が勤めだす前に暴力を振る彼氏から逃げてスーパーに駆け込み
そこへ彼氏が現れて警察沙汰になって
それ以来娘がスーパーへ来る事は禁止されたそうだ。
娘は3人ほど子供を生んだが育児能力が無く
育児放棄とみなされ子供は保護され娘の元を去った。
そんな生活環境から逃れるためか
ジューリは毎日のように酒を飲んでいた。
仕事に来てもまだ酒が抜けていないようで
一緒に仕事をしていて酒臭いと感じることが多々あった。
仕事仲間でも感じていたので当然客からも酒臭いと声が上がった。

数年前管理職が抜き打ちでジューリのロッカー検査をし
水のペットボトルの中身がウオッカだったのを発見した。
その場でジューリは強制退社させられ後日解雇された。
勤続17年目だった。

去年だったろうかスーがジューリに肺がんが見つかったと教えてくれた。
それから何度かスーとジューリはどうしているかと話していた。
一度スーがジューリを見舞いに行ったが夫がいて
ジューリは今寝ていると言われて会わせてもらえなかった。
結局スーはジューリに会う機会を失ってしまった。
59歳だった。

何があったのかは忘れたが一度だけジューリが
私に助言してくれたことがあった。
「強くならなきゃだめだ。
自分は早くに両親を亡くして誰も頼れなかった。
だから強くなって頑張った。
Kemmiも強くならないと」と言われたのを覚えている。

ジューリからもらったミニシクラメンは毎年何度も花を咲かせてくれる。
ジューリは私の顔を見るたびに「私の贈った花はどうしてる?」と訊いた。
いつも元気でまた花を咲かせているよと答えると嬉しそうにしていた。
本当に元気だ。
水遣りをしながらいつもジューリを思い出さずにはいられなかった。
先週からまた花が咲き出した。
根元にはこれからの蕾が幾つも見えている。

贈り主はいなくなってしまった。
昨日訃報を知らせてくれたスーとはそれ以上ジューリの話はしなかった。
お互いなんとなくやるせない気持ちだったと思う。

三回忌

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昨日は夫のお母さんの2回目の命日だった。
仏教的に言うと三回忌。
昨日はお墓参りをし、以前置いてきた鉢植えの
植え替えをしてきた。
キリスト教では一周忌だとか三回忌などと言うものは無いのだが。
去年は結婚記念日もお母さんの命日も日本にいたので
今年はイギリスにいれてよかった。

午後から夫のお姉さんが訪ねてきて
4時間ほどいろんな話に花が咲いていた。
お母さんの命日に弟に会いたかったのだろう。
今までの話を夫から聞いているので
色々とあった姉弟だけどやはり姉弟なのだなと思う。

お母さんの悪口もかなり出ていたが
お母さんはどんな顔で二人の話を聞いてたのだろうか。

残念・・・

ロンドンのレスタースクエアーではよく映画のプレミアが行われる。
私たちがいた月曜日は「X-men」のプレミアで
ジェニファー・ローレンスやジェイムズ・マカボイが来たようだ。

私たちがいた時レスタースクエアーガーデンで
何かステージのようなものを作っている最中だった。

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火曜日にもプレミアがあった。
何の映画か知らずに帰途に着いた。
家に戻って何のプレミアか調べたらなんと私の好きな
ジョニー・ディップの新作だった。
あの舞台はその映画のためだった。

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前日夫とウロウロしていた場所にジョニー・ディップが来たなんて・・・
夫はいつもこのプレミアに行ってみたくて
私より更に残念がっていた。

London2016

月曜日から火曜日にかけてロンドンへ行っていた。
どうしてもロンドンの日本大使館へ行かなければならなかったので
それならついでに夫と久しぶりに遊んでこようと決めたのだ。
ここ数年あまりいいことが無く経済的にも余裕はなく
夫の膝の具合も良くなく遠出は諦めていた。
でも楽しみも無いと味気ない。
私たちの結婚記念日のお祝いにした。
特に夫は凄く楽しみにしていた。
体重も減らしたので以前よりは歩く自信もできたようだ。

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昼過ぎにロンドンに着いた。
大使館があるグリーンパークに着くと夏のような温かさ。
先週の凍えていた日々が嘘のようだった。
手続きを終えてホテルのあるレスタースクエアーへ向かった。
とにかく良い天気で嬉しくなった。

今回の最大の楽しみはミュージカルを観ること。
プリシラを観て以来どうしても観たいと思う舞台が無かったのだが
「キンキブーツ」が舞台化されたと聞いて映画が面白かったので観たいと思った。

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去年の9月頃から始まったこのミュージカルは評判が良く
今年に入って賞を受賞していた。
ドラッグクイーンを演じているマット・ヘンリーは主演男優賞を取った。
しかし今週からマットは休暇を取りローラ役を演じるのは誰かわからなかった。
マットが見られないのは残念だと思っていたのだが
代役のCallum Francis(赤い矢印の人)が登場したら
全く残念だと思わなくなった。
彼のローラは素晴らしかった。
休憩に入ると周りの人達も彼の演技や歌に魅了されていて
彼が代役だと知ると更に驚いていた。

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今回の座席はドレスサークルにした。
2階席の前から4列目。
舞台全体が見渡せて俳優たちの顔も良く見えて
理想的な席だった。

代役のCallum Francisが素晴らしかったので
色々と調べると彼は今までにも代役をやっていて
10月からオーストラリアで旗揚げされるキンキブーツのローラとして
オリジナルメンバーに抜擢されていた。
考えてみるとマット・ヘンリーのローラはこれからまた見るチャンスもあるが
Callum Francisのローラを見るのは難しくなる。
今回彼のローラで私たちは大満足だった。

残念ながら夕方からロンドンは雨が降り始めた。
その雨は翌日も続いていた。
お昼の電車で帰る予定だったので
時間があれば散歩したいと思っていたが叶わなかった。

久々のお楽しみで私も夫も疲れてしまったのか
2時間弱の帰途をほとんど寝ていた。
私は自分のいびきで2度ほど目を覚ました。
あっという間に私たちの駅に近づいたアナウンスで
私たちはびっくりして起きた。

夫はさすがに歩きつかれたようだが
それでもロンドンに行けたことが嬉しく自信になったようだ。
とても楽しい結婚記念日を迎えられた。

追記
10年目の結婚記念日の日に夫が
「君が僕に毒を盛ったとしても10年経ったから出所できる時期だ」と言った。
今年は14年目なのだがまたしてもこんなことを言った。
「僕が君を殺して刑務所に入っていたとして14年だから刑を終えて
出所できるね」と。
夫の思考回路は全く変わっていない。

ブラックデイジー

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しろうささんのピアスの色違い。
このシャムルビーのストーンはけっこう目立つ。
離れていても中心の赤がキラキラゆらめいて見える。

ブラックジュエリー

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こちらはとある方からのご注文。
最初お花の周りにリーフを付けたのだが
花が引き立たなくていったん完成したのだが
やり直してリーフを取り外したらすっきりした。
花も存在感が出て良くなった。
やっぱり頭で描いたデザインと出来上がりは
この目で見てみないとわからないものだ。

ピアスもセットでの依頼だったので
デイジーにしてみた。

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けっこう気に入る出来栄えだったので
依頼された方の許可を得てただいま色違いを作成中。
11月にご注文をいただいたのに色々とあって
すっかりお待たせしてしまった。

追記
ご注文してくださったのはしろうささまでした。
ありがとうございました。

四十九日のレシピ

日本に帰るたびに安くなった古本を買ってくる。
今回買ってきた「四十九日のレシピ」は久々に泣かされる本だった。

死別した男性の後妻になった女性が亡くなった。
男性には娘がおりこの女性はこの子の継母となったのだ。
継母が亡くなって2週間後にこの娘は
夫と離婚するつもりで父の元へ戻ってきた。
同じ日に亡くなった継母の教え子だという
奇抜な格好をした若い女の子も父を訪ねてきて
家の片付けや料理作りを始めた。
若い女の子は継母からもし自分に何かあったら
夫を助けて欲しいと頼まれていた。
女の子は継母が手作りした四十九日までのレシピを持っていた。
それは夫と血を分けない娘が自立できるようにと
作られたレシピだった。

ストーリは四十九日を迎えるその日までなのだが
あっという間に読んでしまった。
最後のほうは涙が止まらなかった。

あとで調べると映画化されているのもわかった。
機会があれば映画も観てみたいと思った。

電子レンジ

今週の月曜日仕事が終わってスーパー内で買い物をしていると
毎週月曜日が休みのスーが売り場にいた。
声をかけると普段着だった。
使っていた電子レンジが壊れたので新しいのを買いに来たそうだ。
スーは自転車通勤なので誰かと一緒に買い物に来ているのかと思ったら
一人だと言う。
どうやって電子レンジを持って帰るのと訊くと
袋に入れて自転車をこぎながら持って帰るつもりだと言う。
私はそんなに軽くて小さいものじゃないと思うよと言って
2人で電子レンジを見に行った。
どう見ても自転車に乗りながら抱えて帰れる大きさではなかった。
私が車だからスーの家に配達してあげようかと言うと
スーも抱えて帰れるものではないと思ったようで
そうしてもらえると助かると言った。
スーがお礼にお花を買ってあげるというので
そんなのいいよと言って私の車に向かった。

電子レンジを積んで30分後ぐらいに届けるねと言うと
スーは5ポンド札を私に渡そうとした。
私はそんなの気にしないでお金なんか要らないよと言った。
お金を渡そうとするスー、それを受け取らないようにする私。
2人で車の周りをぐるぐる回った。
最後にはスーが私のポケットにお金をねじ込んだ。
要らないと言ってももうスーは受け取ろうとしなかった。
こうなるともう受け取るしかない。

届け終わって家に戻り夫にこのことを話した。
私が友達なんだからお金なんか要らないのにと愚痴っていると
夫はスーはとっても嬉しかったんだよと言った。