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続イギリスで始めたこと

2001年からイギリスに住んでいます。 人生何があるかわかりません。思いもしなかった異国暮らし。 日々の生活の中で思うこと、発見したこと、出来事などを書いています。

2014年02月16日 の記事一覧

バレンタインデー2014

イギリスの水害が日本にも報道されてご心配をお掛けしています。
幸い私の住む町は被害から免れています。
相変わらず雨風がひどく暗い日々が続いていますが
被害のひどい地区ではクリスマス前からいまだに水害に
苦しんでいる人々も多く、被害が無いだけでも幸いだと
思わなければいけません。
ご心配ありがとうございます。

さて今年のバレンタインのお話。

今年も職場のお花屋さんは大忙し。
13日、14日は私もデイブもサマンサも休む間も無く
ずっとお客さんの注文の花束を作りっぱなしだった。

普段一緒に働いている若い男の子が照れくさそうに
彼女用のブーケを頼みにきた。
予算を聞いてバラを中心に花を選び花束を作る。
出来上がったブーケを嬉しそうに抱えて買える姿を見て
微笑ましく思う。

今年わがスーパーの目玉商品は18本の深紅のバラが10ポンド。
バラの品質もよく、14日はあっという間に売切れてしまった。
最後のバラが売れたのは4時半頃。
中年の男性がやってきてバレンタインデーは結婚記念日でもあるので
39本のバラが欲しいとおっしゃった。
その時には18本のバラと大き目のバラを12本使った豪華な花束しか残っていなかった。
困ったとおっしゃるので白いバラなら残っていると言うと
それを混ぜて39本のバラの花束を作ることにした。
ここで思い出した。
去年もこの男性がやってきて38本のバラの花束を作ってと頼まれた。
その時は使った花束に2本バラが足りなかったのでおまけをしてあげた。
去年もいらっしゃいましたよねと聞くと私を覚えていた。
前日来た時に私がいなかったので買わなかったとおっしゃった。
来年は40本ですねと言うとそうなんだ、ルビー記念日だよと。
来年は早めに来るか前日に予約してくれればバラを取っておきますと伝えた。

このお客さんが最後で赤いバラも白いバラも全てのバラが売り切れた。
その後から赤いバラを求めるお客さんには売り切れたことを告げるしかなかった。
あとはお店にある花で何とかバレンタインらしい花束を作る。
花の数にも限りが出てきた。
私の勤務が終わる午後8時にはお花屋さんの花はほとんど売れてしまった。

毎年思うが仕事帰りで汚れた服、汚い手で綺麗な花束を抱えて買える
男性の姿がとても微笑ましい。

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