続イギリスで始めたこと

2001年からイギリスに住んでいます。 人生何があるかわかりません。思いもしなかった異国暮らし。 日々の生活の中で思うこと、発見したこと、出来事などを書いています。

2012年09月 の記事一覧

初入院-2

夫が帰った後採血と内診を受けたら時計は夜の11時を回っていた。
私が通された病室はショートステイ用の6人部屋だった。
空いていたベッドに案内され、
寝巻きと歯ブラシ、石鹸、櫛、タオル類を渡された。
もう寝るしかないのだと思いベッドに入った。
うとうとしはじめた12時半に医師がやって来て
血液検査の説明をしてくれた。
やはりヘモグロビンの数値は低いままなので
輸血でその数値を上げたいと言う。
輸血後数値が上がれば自宅に帰れるようになると。
輸血には不安があったがそれが一番早い方法だそうで承諾した。
2ユニット(たぶん400ミリリットル)を輸血し
その後血液検査をして数値が上がっていればいいそうだ。
内診の結果出血の原因になるものは見つからなかったので
早めに超音波によるスキャンも必要なので予約を入れておくとも言われた。
輸血にかかる時間は8時間、それから6時間経たないと
血液検査ができないそうでそれから私の頭の中で
時間の計算が始まった。
すぐに輸血が始まれば翌日の夕方には家に帰れるかと。

輸血が始まったのは夜中の2時。
私の計算はずれ込む。
左手の甲から輸血を受け、右腕には血圧測定器と心拍計をつけられた。
これでは鼻の頭をかくくらいしか動けない。
そこに看護婦さんが来て紅茶はいかがと聞かれたが
この状態でどうやって飲むのだと思いながらいらないと断った。
うとうとっとすると血圧器が15分ごとに血圧を測るので起こされてしまう。
結局朝まで寝ることはできなかった。

Image0227.jpg

朝8時温かい飲み物、紅茶が運ばれてきた。
患者それぞれ好みがあるので砂糖ミルクを個別に聞いて作ってくれる。
それから朝食。
朝食はコーンフレーク類のシリアル、トースト、ポーリッジ(押麦のおかゆ)から選ぶ。

病室には携帯電話禁止の張り紙があったが
電話をかけている人、メールをしている人がいたので
私も夫に電話をかけた。
何があったかを説明し、血液検査の結果次第で
今日帰れるかもう一泊するかまだわからないと言った。
面会時間が3時なのでとりあえずもう一泊するのに
必要なものを持ってきてもらうことにした。

輸血が終わったのはお昼前。
12時40分に超音波でのスキャンを受けるので
それまでにたくさんの水を飲むように言われた。
1,5リトル飲んだらお腹がタポタポ。
トイレに行ってはいけないのだが
待っている間に行きたくなってくるがひたすら我慢。
時間になるとポーターと呼ばれる男性がやってきた。
ポーターは患者を車椅子で病室から検査する場まで
送り迎えをしてくれる人達だ。

超音波スキャンでとても愛想の良い技師のスリランカ人男性が
あったあったと見せてくれたのが子宮内のこぶらしき物が数個。
Fibroidsと言われたが医学英語がわからない。
説明を聞くと子宮筋腫らしかった。
妹も生前子宮筋腫が見つかって子宮を摘出した。
筋腫から出血していてそれが貧血の原因だったのだ。
子宮筋腫と考えれば全ての症状に納得がいく。
技師は一番の治療法は子宮を取っちゃうことだねと言った。

病室に戻るともう昼食が終わっていた。
暖かい食事は下げられてしまったのでサンドイッチしかない。
またもやツナサンドイッチ。

夫に電話し貧血の原因がFiboids in wombだったと言うとすぐにわかってくれた。
生死にかかわるものではないが手術を
受けなければならないかも知れないと言った。

病院にいるもののなかなか医師に会えない。
超音波の結果の説明もまだ受けていないうちに面会時間が来た。
夫が持ってきてくれた辞書で調べるとやはり子宮筋腫だった。
癌とか生死にかかわるものでなくて良かったと夫と2人で安堵した。
夫はあの医者のおかげで自分の膝の治療が遅れる原因になったが
今回の件では彼に感謝しなきゃいけないねと言った。
3時からの面会時間は4時半で終わる。
夜の面会時間は6時半から8時まで。
夫は自宅に戻ってまた来るのは大変だから
病院で時間をつぶして夜の面会時間までいることにした。

それから夕食。
前日の昼からまともなものを食べていなかったので
温かい夕食が運ばれてきたときは不味そうな物でも
気にならなく、一気に平らげてしまった。
メニューは魚類、肉類、ベジタリアン用とあり、
私のはビーフオニオンパイとマッシュポット、茹でにんじん。
それにココナッツケーキの温カスタードかけとデザートも。
見た目は食欲がわかないような物なのだが
とにかくお腹がすいていたので美味しく食べることができた。

夜の面会前に看護婦さんが血液検査の結果へログロビンは8.5で
家に帰ってもかまわない数値となったが医師が忙しくて
つかまらないと言われた。
面会時間のおわり頃夫が看護婦さんに
妻は今日も帰れないのかと聞くとそうなりますねと言われた。
わずかな期待も裏切られ夫は寂しく一人家路へ。

前夜ほとんど寝られなかったのでこの日は朝8時までぐっすり寝た。
夫が私はどこでも寝られるからうらやましいと言っていた。

3日目のお昼前にようやく医師からの説明を受ける。
コンサルタントと呼ばれる産婦人科の一番トップの女性医師が
もう一人の女性医師とやってきた。
私の子宮に筋腫が見つかったこと。
しかし小さいものが数個なので摘出手術は必要なし。
薬服用で治療をしていくと説明してくれた。
子宮摘出を覚悟していたので良かったと言うと
そんな大きなものではないので心配は要らないといわれた。
薬は3種類。
常時服用になる鉄分補給の薬。
生理時の出血を抑える薬。
女性ホルモンをコントロールして生理が来る周期を長くし
子宮を休ませる薬。

3時前に退院の手続きをする看護婦さんがやってきた。
これからの治療法や退院の説明を受けて書類にサインすると
晴れて自由の身になれた。
3時の面会時間に夫がやって来てそのまま帰宅することができた。
ジョットコースタに乗ったような3日間だった。

考えてみると私はラッキーだった。
クリニックの医師の機転によって貧血で倒れたり
最悪の場合は心臓が止まってしまうような危険を逃れた。
ここ数年の不調の原因を見つけてもらおうと思っていたら
あっという間に治療開始までこぎつけてしまった。

生まれてはじめての入院。
それもイギリスで。
でもこんな突然でわけのわからない経験はもういいな。

そういえば生まれて初めて救急車に乗ったのも
食あたりを起こしたタイだったな・・・

スポンサーサイト

初入院-1

実は26日から3日間入院していた。
生まれてきて始めての入院。
それもこのイギリスで・・・

17日から2週間の休暇を取っていた。
この休暇中にお医者さんに診てもらいたいと思うことがあった。
3年位前から生理が重くなってきたのと
周期が短くなってきたことが関係しているのか
疲れやすく貧血気味かなと思うこともあった。
50歳を過ぎたので更年期も考えられる。
イギリスでは時間がかかりそうなので
まとまった休暇を取ったときにと思っていた。

先週はじめにかかりつけのお医者さんのところに行ってきた。
不安なことと不調の症状を言うとたぶん
婦人科系が考えられるのでまずは血液検査をしましょうと言われた。
その時にまぶたの裏側をチェックすると普通より白っぽいので
鉄分も足りないかもしれないとも言われた。
日本ならこの時点ですぐ血液を取られるが
イギリスではそう簡単にはいかない。
まずは血液検査の予約をして結果がわかるのは
その一週間後なのでその後医師と会う予約をするように言われた。
受付で血液検査を申し込むと1週間後と言われ
その結果を見るために医師との予約もすると
その翌週だった。
医師に会う時はもう私の休暇は終わっているが
イギリスではそれは仕方のないことだった。

26日の朝にクリニックへ行き血液を取ってもらった。
自宅に戻り、昼食を済ませ夫とのんびりしていると
電話がかかってきた。
クリニックからだと言う。
電話に出ると血液検査の結果が出て医師が私に会いたいので
今日の4時50分にクリニックに来てほしいとのことだった。
わかりましたと答えて電話を切った。
それから指定された時間までの長いこと。
結果がわかるのに1週間はかかると思っていたのに
その日の午後にわかりさらに医師が会いたがっているのは
何か悪い結果が出たに違いない。

クリニックに着いて受付でどの医師に会うのかたずねると
かかりつけの医師ではなく数年前夫の膝をはじめて診た医師だった。
それ以来診てもらっていないのでさらに嫌な予感。

呼ばれて診察室に入るとすぐに説明をしてくれた。
私の血液検査でヘモグロビンの数値が6.4で
輸血が必要と思われるほど危険なくらい低いと言われた。
本当は立っていられないほどなのだそうだが
私を見た限りではそれほど大変なようには見えない。
きっと突然起こったことではなく時間をかけて下がったので
それに身体が慣れているのだろう。
それにしても危険な数値なのですぐに総合病院で診てもらえる様に
予約を取ると言ってその場で病院へ電話をしてくれた。
医師は事情を説明し、かなり危険な状態なので
2,3日の内には診てほしいというと3週間先言われたようで激怒。
これがイギリスの悪名高きナショナルヘルスサービスだと嘆きながら
では次の手段と言って婦人科に直接電話を入れて
これから救急患者を資料と一緒に送るので診てくれるようにと言って
私たちに今すぐ総合病院の急患窓口に行くようにと手紙を持たせてくれた。

何がなんだかわからないまま言われたとおり
クリニックから総合病院へ直行。
着いた時刻は午後5時半。
それからひたすら待たされて最終的に婦人科の医師に会えたのは
夜の10時を回っていた。
救急車で運ばれても4時間待たされるのはざらなのだ。
若い男性の医師はとても感じがよく優しい人だった。
まずはもう一度血液検査と他の検査が必要なことと
今日はこのまま病院にとどまる必要があることを説明してくれた。
検査の結果ヘモグロビンの数値が変わっていなければ
輸血をしなければならないことも言われた。
夫が妻はお昼から何にも食べていないと言うと
サンドイッチを出してくれた。

私が病院に残ることが決まったので
夫は一人で家に帰らなければならなくなった。
心細そうに帰る夫の後姿を見送りながら
私の長い夜が始まった。

ジョナサンandシャーロット

久々に買ったCD。
Jonathan and Charlotte の「Together」
Jonathan-and-charlotte.jpg

二人はまだ17歳の若きオペラデュオ。

二人は数年前から始まったタレント発掘番組
「Britain Got A Talent」に出場した。
日本でも知られているポール・ポッツ、スーザン・ボエルを
生み出した番組だ。
最終的に二人は二位となり優勝を逃したが
24日にオペラデュオとしてアルバムを出した。
オペラはあまり聴かないが二人の歌声に魅せられて
このCDを買うことにした。
出来上がりは満点。
ジョナサンの力強い声とシャーロットの
透き通る美しい声が合っていて期待以上だった。

下にビデオを張っておきます。
ビデオではジョナサンが太っていることで
小さい頃からいじめられ自分に自信が持てなかったこと。
シャーロットは見かけだけで彼を馬鹿にする人は
我慢がならずいつも彼の味方であったこと。
ジョナサンはシャーロットがいなければこの舞台に立つことは
なかっただろうと言っています。

二人は同じ先生のところで歌を習って
デュオを組むことはその先生のアイディアだったそうです。

ジョナサンの歌声に驚いた審査員のサイモンは
シャーロットの力量ではジョナサンとバランス取れないので
シャーロットを変えて他の人にしたらどうだと提案しますが
ジョナサンはきっぱりと
彼女とデュオとしてやってきたのでこれからも
このままで行くと断ります。



この動画はブロックされているので画面中央の
Watch on YouTubeとういう青い文字をクリックしてください。
別のウインドウで見ることができます。

グリーンカレー

イギリスではジャーに入って売られているソース類が多い。
味付けもしなくていいので楽。
時々行くLidlで最近気に入って買っているのが
このタイグリーンカレーソース。
IMGP2983.jpg

ソースを鍋に空け盛り付け例の写真のように
パプリカ、インゲン入れおろし際にえびを入れて出来上がり。
グリーンカレーは好きなのだが辛くて沢山は食べられない。
このソースはほどほどの辛さはあるが
辛い物が苦手な私と夫でも大丈夫。
味もまあまあで1ポンド以下のお値段は安い。

黄金のポスト

少し古い話になってしまうがオリンピック、
パラリンピックに沸いたイギリスのお話。
ellie-simmonds-golden-postbox-in-swansea-967624023.jpg

今回のオリンピック、パラリンピックで
イギリスは予想以上に金メダルを獲得した。
ロイヤルメールはその偉業を称える方法として
金メダルを取った選手の実家に一番近いポストを
金色に塗り替えることにした。

下の写真はオリンピックのテニスで金メダルを取ったアンディ・マレー。
オリンピック後も忙しく最近やっと実家に戻れたので
地元はポストを金色に塗り替えてお祝いをした様子。
Andy+Murray.jpg


裏技

イギリスの自動販売機を使うと必ずと言っていいほど
入れたコインの一枚は返却口に戻される。
これは自動販売機のコイン計量がいい加減なのか
それともコインの重さがいい加減なのだろうと思っていた。
例として10ペンスが戻る。
もう一度入れても戻るので違う10ペンスを入れてみるがそれも戻る。
5ペンスを2枚にしようとまず一枚入れても戻ってくる。
いつも誰かが自動販売機の前でてこずっている。

今日町に出かけた。
駐車場の清算機の所に行くと私たちの前に2組のご夫婦がいた。
先頭の奥さんが清算機にお金を入れると最後の10ペンスが戻ってくる。
財布の中から他の10ペンスを探して入れても戻ってる。
他の10ペンスもだめ。
するとその後ろにいたご婦人が「ちょっとした裏技があるのよ」と言って
コインを舐めてから入れるといいんですってと言って
コインを舐めて清算機に入れるとあら不思議。
戻ってこなかった。
私たちが感心しているとご婦人は「なぜかわからないけれど
舐めるといいそうよ」と言って自分の駐車券を入れた。
そしてコインを入れると最後の一枚が戻ってきた。
彼女は躊躇せずにコインを口に入れてから清算機へ。
これも成功。
次は私たちの番。
指定された1ポンドを入れると戻ってきた。
夫は一瞬迷ったがコインを舐めてから清算機へ入れると
これもまた成功。
三発三中の成功率。
いろんな裏技があると感心した今日の出来事だった。
しかし私はコインを舐める勇気はないが・・・

カタツムリとの戦い

裏玄関の脇にペチュニアのハンギングバスケットを吊るしてある。
地面から2メートルくらいのところにある。
雨の多かった8月カタツムリがそのハンギングバスケットに
入り込んで葉や花びらを食べているのを発見。
どうやってこの高さまでやってこれるのか不思議だった。
多いときには2匹も入っていた。
それから毎朝起きるとカタツムリチェックが日課になってきた。
ある雨の朝チェックしようと戸をあけてびっくり。
バスケットの中にはすでに2匹が浸入。
私の目の高さと同じ位の壁を2匹が登っていた。
IMGP2981.jpg

拡大するとこの写真。
IMGP2979.jpg

夫がさらに地面に3匹いると驚きの声を上げた。

ペチュニアの香りがカタツムリを惹きつけるのか?
とにかく危険を冒していでもここまでやって来たいようだ。
今もカタツムリとの戦いが続いている。

デイブの作品

次の2つの作品はデイブが作ったものです。
Image0223.jpg

Image0226.jpg

フラット・バック・ブーケ



これはフラット・バック・ブーケと呼ばれている花束です。
普通は丸い形の花束が良く出ています。
フラット・バックは後ろが平らという意味で
一方向だけに花をアレンジしていきます。
フラット・バックはよくお葬式に使われる花束で
日本に生まれ育った私にはちょっと馴染みのない形でした。
お花のクラスに通っていた頃、花束以外の
慶弔用のアレンジはたくさんやったのですが
フラット・バックはやった記憶がなく苦手なのです。
こちらは実際お客様に頼まれた物の写真です。
白を基準にお客様と一緒に花を選んで気に入っていただけました。

ラッピングをすると以下の写真のようになります。
Image0219.jpg

お客様に見せる見本がないので実際に作ったものや
練習用に作ったものを写真にとって見本を作ることにしました。
次のは練習したものです。
Image0214.jpg

慶弔用の花は白というイメージがありますが
他にも故人の好きな色を使ったり
華やかな感じにしてほしいと言われたりするので
真っ赤なものがあったりと色はさまざまです。

携帯のカメラで撮ったので実際の花の色が
出ていないのが残念。