続イギリスで始めたこと

2001年からイギリスに住んでいます。 人生何があるかわかりません。思いもしなかった異国暮らし。 日々の生活の中で思うこと、発見したこと、出来事などを書いています。

2012年08月 の記事一覧

イギリスのおじいちゃん

何人かのお客さんのおじいちゃんが
私のことを「ヤング・レディー」と呼んでくれる。
50歳を過ぎてそんな風に呼んでもらうことはない。
そう言うとおじいちゃんたちは口を揃えて
自分たちから見ると私は若いと言ってくれる。

花束を作るサービスを始めてから
いろんなお客さんが足を運んでくれるようになった。
その中にはおじいちゃんもいる。
先週来たおじいちゃんは百合の花束を女性に贈ると言う。
ラッピングペーパーを何色にするかとたずねると
元気良く「赤!」。
リボン「赤!」
出来上がった花束を嬉しそうに抱えていく姿を見て
つくづくいいなと思ってしまう。
私の親世代よりちょっと若いだろうか。
幾つになっても女性に敬意を表し
喜ばせようと頑張っている姿が
イギリスのおじいちゃんはいいなと思う。

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デイブの事情

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以前職場のボス、デイブのお姉さんのことをブログに書いた。
ゲイのデイブと男っぽいお姉さん。
そういえばあまりデイブの家族や兄弟の話を聞いたことがないと思い、
先週一緒に仕事をしている時にお姉さんのほかに兄弟はいないのと聞いた。
するとデイブは「あの人はピーター(デイブのパートナー)のお姉さんなの。
でもお姉さんって呼んでるの」と教えてくれた。
そうなのと言ってまた仕事をしていると
少しの沈黙のあとデイブが続けた。
「実は男の兄弟が一人いるの」。
デイブはブラザーとだけ言ったので兄か弟かはわからない。
「17歳の時に家を出てからずっと話していないし、
家族とも連絡を取っていないの」と。
私はあえて理由は尋ねなかった。
語らなくても事情は感じ取れた。

私はデイブが人として大好きだ。
スタッフもお客さんにもデイブは相当人気がある。
みなゲイであるデイブを受け入れている。
デイブもありのままの姿で人と接している。
しかし彼の家族はそんなデイブを受け入れることが
できなかったのだろう。

「11年前にこの町に来て一度も故郷には帰ったことがないけれど
この町に来ていいこともいっぱいあったから
今は良かったと思っている。前を向いて歩いているの」と言った。
11年前といったら私がイギリスに来て新しい生活を
スタートさせたときだと言ったら
「同じ頃に私たちは新しい世界に飛び込んだのね」とデイブが言った。

2年ほど前にデイブのパートナー、ピーターのお母さんが亡くなった。
デイブは人前でお母さんと呼んでいて
お母さんもデイブを息子のように可愛がっていたので
本当の親子だと思っていた人も多かったようだ。
デイブは本当の家族には受け入れてもらえなかったようだが
ピーターの家族とはとてもいい関係のようだ。

茹でとうきび

今日近所のスーパーに買い物に行ったら
薄皮がついたままのとうきびが売っていた。
いつもスーパーで見るのはきれいに皮をはがれて
パック詰めになったものばかりなので
きっと味は落ちているだろうと買っていなかった。
もうひとつの理由は夫があまり好きではないので。
でも今日皮がついたままのとうきびを見たら
とても食べたくなって買った。
先ほど茹でて3時のおやつにした。

子供の頃農家だった母の実家で
大きな鍋で取れたてのとうきびをたくさん茹でて
みんなでおやつやお昼にいただいた。
母も家の周りに畑を作っていて
自分が好きなとうきびも植えていた。
おやつに食べ過ぎるとお腹がきつくて
夕食が入らないことも良くあった。

塩たっぷりでゆでたとうきびは懐かしい味がした。
甘い実とゆで汁の塩気が美味しい。
とはいえ子供の頃に食べていた味が一番に思える。

英語の先生

イギリスに住んで11年。
教科書では習わなかった英語もずいぶん覚えた。
半分は職場で一緒に働くイギリス人から。
もう半分は夫からだった。
私もずぼらになってしまって辞書を開くことも少なくなり
音を耳だけで覚えて使っている言葉も結構ある。

一昨日顔見知りのお客さんと天気の話をしていた。
その日はまだ天気がよかったのだが
その翌日には大雨になると聞いていたので
「明日は大雨になるらしいですよ」と言ったのだが
そのお客さんが店中に響き渡るような大声で笑い出した。
「誰にその言葉おしえてもらったの?」と訊かれたので
夫だというとやっぱりと言われた。

その日家に帰ってから夫にその話をしたら
それは笑われるよと言われた。
私はPissing downという言葉を使ったのだが
辞典でよく調べてみるとPissは小便という意味だった。
これはまずいとわかった。
夫が頻繁に使う言葉だったので油断していた。

私が普段きちんとした英語を話しているので
ごくたまに夫が使っている単語を交えて会話すると
その意外性にびっくりされたり笑われたりする。
英語には日本語のように男性と女性の話し方が違うことは
あまりないのだが
やはり男性のほうがスラングやガラの悪い単語を使うことが多い。
日常会話の英語の先生が夫なので
やはり気をつけなければと思わせられた一コマだった。

London Olympics 2012

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ロンドンオリンピックが幕を閉じた。
この2週間毎日テレビを見ていた。
夫はもともと天邪鬼なのでオリンピックなんて見ないと宣言した。
私はたまたま住んでいるイギリスでオリンピックがあるのだから
何と言われようと私は見ると宣戦布告。
結局夫は私に負けて見ざる終えなかった。

私たちは忙しかった。
日本を応援したりイギリスを応援したり。
オリンピック前にあんなことを言っていた夫だったが
イギリス人がメダルを取り表彰台に上がるたびに
目頭を熱くしていた。
夫が一番応援していたのは
リトル・モーと呼んでいたモハメド・ファラー。
ソマリアを8歳で脱出してイギリスに移民した。
1万メートルの決勝であと一周のベルがなると
夫はテレビの前に立ち松葉杖で床をたたきながら
「Go on Mo, Go on Mo」(行け、モー)と叫んでいた。

イギリスのテレビはどうしてもイギリス選手中心で放映されるので
日本選手の活躍を見逃したりしてちょっと残念だったが
私的にはかなり盛り上がった2週間だった。

仕事に行ってオリンピックの話に花を咲かせようと思ったが
あまりオリンピックを見ている人が回りにいなかった。
結構無関心なのだなと思った。

しょう油麹

オリンピックが始まった途端涼しくなってしまった。
それのほうが競技をする選手にはいいのかもしれない。
夫と私は日本を応援したりイギリスを応援したり
結構忙しい。

今回里帰りする前から塩麹の話題は友達から聞いていた。
塩麹を友達から頂いた。
母ももう作っていた。
それで鶏肉を漬けてから焼いたり
調味料として使って美味しかった。
これは米麹をイギリスに持ち帰り作るしかないと思った。
里帰り中にしょう油麹も頂いた。
これがまたしょう油代わりに冷奴に乗せたり
アボカドに和えて食べると美味しかった。
作り方も塩麹より簡単なので
まずはしょう油麹から作ってみた。

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乾燥麹100グラム。
しょう油は1.5倍の150ml。
2日目には麹がしょう油を吸ってしまうので
ひたひたになるようにしょう油を継ぎ足す。
1週間から10日ほど室温で保ち、
ふたはきっちりせずに一日に1度かき混ぜる。
麹が指ですりつぶせるようになれば出来上がりで
あとは冷蔵庫で保存。
3,4ヶ月保存ができるそうだ。
米麹は冷凍庫で保存するのが一番長持ちするそうなので
冷凍庫に入れた。

ただ目玉焼きにつけて食べるだけでも美味しい。
アボカドとの相性がとてもいい。