続イギリスで始めたこと

2001年からイギリスに住んでいます。 人生何があるかわかりません。思いもしなかった異国暮らし。 日々の生活の中で思うこと、発見したこと、出来事などを書いています。

旅の思い出

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London2016

月曜日から火曜日にかけてロンドンへ行っていた。
どうしてもロンドンの日本大使館へ行かなければならなかったので
それならついでに夫と久しぶりに遊んでこようと決めたのだ。
ここ数年あまりいいことが無く経済的にも余裕はなく
夫の膝の具合も良くなく遠出は諦めていた。
でも楽しみも無いと味気ない。
私たちの結婚記念日のお祝いにした。
特に夫は凄く楽しみにしていた。
体重も減らしたので以前よりは歩く自信もできたようだ。

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昼過ぎにロンドンに着いた。
大使館があるグリーンパークに着くと夏のような温かさ。
先週の凍えていた日々が嘘のようだった。
手続きを終えてホテルのあるレスタースクエアーへ向かった。
とにかく良い天気で嬉しくなった。

今回の最大の楽しみはミュージカルを観ること。
プリシラを観て以来どうしても観たいと思う舞台が無かったのだが
「キンキブーツ」が舞台化されたと聞いて映画が面白かったので観たいと思った。

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去年の9月頃から始まったこのミュージカルは評判が良く
今年に入って賞を受賞していた。
ドラッグクイーンを演じているマット・ヘンリーは主演男優賞を取った。
しかし今週からマットは休暇を取りローラ役を演じるのは誰かわからなかった。
マットが見られないのは残念だと思っていたのだが
代役のCallum Francis(赤い矢印の人)が登場したら
全く残念だと思わなくなった。
彼のローラは素晴らしかった。
休憩に入ると周りの人達も彼の演技や歌に魅了されていて
彼が代役だと知ると更に驚いていた。

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今回の座席はドレスサークルにした。
2階席の前から4列目。
舞台全体が見渡せて俳優たちの顔も良く見えて
理想的な席だった。

代役のCallum Francisが素晴らしかったので
色々と調べると彼は今までにも代役をやっていて
10月からオーストラリアで旗揚げされるキンキブーツのローラとして
オリジナルメンバーに抜擢されていた。
考えてみるとマット・ヘンリーのローラはこれからまた見るチャンスもあるが
Callum Francisのローラを見るのは難しくなる。
今回彼のローラで私たちは大満足だった。

残念ながら夕方からロンドンは雨が降り始めた。
その雨は翌日も続いていた。
お昼の電車で帰る予定だったので
時間があれば散歩したいと思っていたが叶わなかった。

久々のお楽しみで私も夫も疲れてしまったのか
2時間弱の帰途をほとんど寝ていた。
私は自分のいびきで2度ほど目を覚ました。
あっという間に私たちの駅に近づいたアナウンスで
私たちはびっくりして起きた。

夫はさすがに歩きつかれたようだが
それでもロンドンに行けたことが嬉しく自信になったようだ。
とても楽しい結婚記念日を迎えられた。

追記
10年目の結婚記念日の日に夫が
「君が僕に毒を盛ったとしても10年経ったから出所できる時期だ」と言った。
今年は14年目なのだがまたしてもこんなことを言った。
「僕が君を殺して刑務所に入っていたとして14年だから刑を終えて
出所できるね」と。
夫の思考回路は全く変わっていない。

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ヴェルサイユ宮殿

今から10年以上も前のこと。
私がイギリスに来たばかりの頃夫がパリ旅行に連れて行ってくれた。
イギリスからバスでのツアーで片道が13時間かかった
結構きついツアーだった。
ツアーは一日パリ市内観光が付いていてあとは自由行動だった。
市内観光にはヴェルサイユ宮殿も含まれていて
ベルバラを読んでいた私はかなり期待していた。

ヴェルサイユでは各自昼食を取り決められた時間まで自由だった。
私は絶対ヴェルサイユ宮殿を見るからと夫に言っていた。
その前に夫がタバコを買いたいといって店を回ったが
どこの店でもタバコを置いているわけではなく
タバコ一箱買うのにずい分時間がかかってしまった。
急いでヴェルサイユ宮殿へ行くと説明付きのツアーに入ると
集合時間に間に合わなくなることがわかった。
せっかくここまで来て中に入れないなんて・・・
またパリに来る事はあってもヴェルサイユまでは来ないと思うと
一生に一度の機会を逃してしまった。
私は半べそだった。
夫は自分のせいで私が一番楽しみにしていたイベントを逃したので
何とか私の機嫌を取ろうとしたが私はショックで無言のまま。
庭を見てみようよと夫に言われ庭を見ても何の感動もない。
困り果てた夫。

建物入り口に来て夫がここに入ってみようかと言うので
ただ後について行った。
少し中に進むと階段があったので上って行った。
そのまま廊下を歩いていくと右手に少し綺麗な部屋が出てきた。
小さな幾つもの部屋の前を通っていくと私たちの進行方向から
どんどん人がやっていた。
右手の部屋はどんどん豪華になっていく。
なんだか変だなと思いながら大勢の人たちとは反対方向に進んでいくと
突然大きな広間に出た。
そこで私は確信した。
私たちはヴェルサイユ宮殿の中にいると。
その広間はあの有名な鏡の間だった。
それまで泣きべその顔だった私の顔は一瞬にして笑顔になり
どうしても入りたかったヴェルサイユ宮殿を楽しんだ。

そのまま進んでいくと結局入場を諦めた入り口にたどり着いた。
私たちは出口から入ってしまったのだった。
入場料も払わずに。
建物の関係者は何人かいたのに誰も私たちを気にも留めなかった。

あれから10年以上も経ってしまって
またパリを訪ねる機会には恵まれてはいない。
あの偶然のハプニングに感謝。
この思い出は今でも私たちの笑い話。

懐かしい再会

昨日仕事中に男性のお客さんが話しかけてきた。
「2、3年前にザキントス島へ旅行に行きませんでしたか?」。
なんとなく顔に見覚えがある。
「モニカのバーで」と言われて思い出した。
2009年にザキントス島へ行った時
毎晩ホテルに戻るとホテルのモニカのバーへ寄っていた。
モニカは客同士を紹介してくれて
すぐに仲良くなれる機会を作ってくれた。
デイブだ。
夫が応援するラグビーチームのTシャツを着ていて
それで同じ町の出身であることがわかって意気投合。
奥さんだと思っていたジルは妹さんで。
奥さんと来る予定だったその旅行の寸前で奥さんと別れてしまい、
旅行をキャンセルするものもったいないので
妹さんと来ていたのだ。
ほぼ毎晩のようにモニカのバーに集まり
色々な話をしながら楽しいときを過ごした。
最後の夜は10人ほどの仲間で別れを惜しみ
記念写真を撮ったりした。

デイブがジルのこと覚えてる?
この前もジルとザキントスは楽しかったね。
あの二人はどうしているかなと私たちのことを
話していたんだよと教えてくれた。
夫の名前も覚えていて元気かたずねてくれた。

デイブは奥さんと別れていったんリバプールに戻ったが
またすぐ私たちの町に戻ってきたそうだ。
同じ町に住んでいても偶然に会うことは難しい。
たまたま私に気がついてくれて声をかけてくれた。
「ジルにも君に逢えたことを言うから」
夫にもよろしく伝えておいてと。
またねと言って別れた。
こんな再会は嬉しい。
楽しかった想い出が一気によみがえってくる。
家に戻ってから夫とその時の写真を見返した。