続イギリスで始めたこと

2001年からイギリスに住んでいます。 人生何があるかわかりません。思いもしなかった異国暮らし。 日々の生活の中で思うこと、発見したこと、出来事などを書いています。

里帰り

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野球とクーちゃん

結婚式を挙げた従弟夫婦が野球観戦に連れて行ってくれた。
二人は大の日本ハムファン。
私が知っている日ハムの選手はこの方。

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怪我でお休み中でした。

お昼を買いに行った従弟が気を利かせて買ってきてくれたビール。

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美味しかった。

去年従弟の新婚旅行のお留守番で一週間寝起きをともにしたクーちゃん。

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私のことをちゃんと覚えていてくれた。

残念ながら日本ハムは負けてしまったが楽しい一日だった。

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スズラン

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実家の庭の片隅にスズランがある。
毎年日本に帰っていてもスズランが咲いている時期に間に合わなかったり
既に咲き終わったりとここ何年も実家のスズランを見ることは無かった。
今年は久しぶりにスズランの開花に間に合った。
そばに行くと甘い香りがした。

老人ホームにいる母もスズランの事は覚えていて
そろそろ咲く頃かいと訊いた。
咲いたよとスマホで撮った写真を見せた。
イギリスに帰ってから母に実家のスズランを持っていけばよかったと思った。
日持ちはしないけれどあの甘い香りを届けられたのにと
ちょっと悔やまれた。

結婚式

今回の里帰りを5月にした訳は従弟の結婚式に参列するためだった。
長く付き合っていた二人だが叔父叔母が相次いで病に倒れ
その後帰らぬ人となってしまい二人は結婚の機会を逃していた。
去年入籍し、花嫁さんのお母さまの具合が良くなるのを待って
今年ようやく式にこぎつけた。

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ここずっとお悔やみが多かったのでこんな喜ばしい機会は何時振りだろう。
久しぶりにお祝いの席で一緒になった仲の良い従姉と話していた。
結婚式は元地崎バラ園だった山の天辺に作られた教会式結婚式場だった。

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招待客は20人ほどのこじんまりとした式で
新郎新婦が祝って欲しい人だけに来てもらったようだ。
形式ばったところや長いスピーチもなく楽しい式だった。
二人が式場に入ってきた時もし叔父叔母が2人の姿を
見ることができたらどんなに良かったかと思いうと
目頭が熱くなってしまった。

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更に嬉しかったのは料理が美味しかったことだ。
食事会はフレンチレストランに場所を変えた。
どの料理も美味しくて隣に座った従姉と美味しいねと
口をそろえながら頂いた。

ここ数年従弟も私も色々とあったが
こんな日も来るのだと実感した。
良い式だった。

温泉

今回の里帰りのメインイベントは母を温泉に連れて行くことだった。
昨年秋、母を訪ねたとき温泉も行ってみたいなとつぶやいた母。
来年帰ってきたら温泉に行こうと約束して日本を離れた。
日本へ帰る前に温泉の予約をした。
普通の大浴場は無理だろうから部屋に露天風呂のある宿を探した。
実現できるかわからないが最悪の場合はキャンセルも覚悟していた。
いきなり施設から温泉は強行だと思い日本に着いた1週目に
母を自宅へ連れ帰った。
母が家を離れてから2年半が経っていた。
段差のある玄関ではちょっと手間取ったが家に入ると大丈夫だった。
母は家の中のものを一つずつ確認するように見て回った。
施設に戻った母はそれほどの疲れも見せず私は温泉行きに自信を持った。

温泉行きの日、施設に母を訪ねると母は目をつぶったままぐったりした様子。
スタッフの方の話だと朝食の際咳き込んでしまい痰が絡まったとのこと。
母の様子を見てだめかもしれないと思った。
しかしスタッフの方が絶対母を温泉に行かせたいと思い
看護師に頼んで痰の吸入をしてもらったそうだ。
この方がもう少しで落ち着くと思うと言ってくださった。
30分ほど経ち、入浴介助に来てくれる友達が施設に着いた頃には
母はしっかり目を開け大丈夫そうに見えた。
そしてスタッフに見送られて施設を後にした。
行き先は支笏湖。札幌から車で1時間ほど。
途中道の駅に止まり母の好きなソフトクリームを食べた。
車中の母は興奮しているのか頭もしっかりしていて
普通の会話ができた。

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無謀な計画を立てた私とは違って友達は私が気がつきもしない準備をしてくれた。
母のためにシャワーチェアーを持ってきてくれた。
温泉は落ち着いた佇まいだった。
部屋の外に庭と庭に面した露天風呂。
露天風呂が屋外だと気付いた友達が温度差を危惧して
母を露天風呂に入れるのは無理かもしれないと言った。
すぐに大浴場を見に行き車椅子で湯船の近くまでいければ
大丈夫だろうと母を大浴場に連れて行った。
友達の持ってきたシャワーチェアーを使い
無事母を大浴場に入れることができた。
友達の助けがなければ実現しなかった。
友達は一緒に夕食を取った後帰っていった。
母は相当疲れたようでベッドに入るなり高いびきで寝だした。
私は部屋の露天風呂で母を見ながら入浴できた。
母には露天風呂には入ってもらえなかったがこれはこれでよかったと思った。

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翌朝母は私が起こすまでぐっすり寝ていた。
母はトイレが終わると突然「風呂に入る」と言い出した。
風呂って?と私が訊くと部屋の露天風呂を指差した。
どうしようと動揺を隠しながら車椅子で風呂のそばまで行けるか確認した。
大丈夫そうだった。
そこへ友達からメールが来た。
「おばさん大丈夫?」
まさかこれから露天風呂に入るところとは言えない。

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母を車椅子に乗せ風呂のすぐ横に横付けした。
さてここからどうしようと考えていたら
母がお風呂の角にあった柱を掴みひょいっと風呂に入ってしまった。
すぐあとに私も続き二人でお風呂に浸かった。
気持ちよかった。
母も大満足。
実は母はこの露天風呂を見たときから入りたいと思っていたそうだ。
ただ母も良く知っている友達が心配しているので
友達のいる前では言わないでおいたようだ。
心置きなく風呂に浸かって上がった。

その後私が実は露天風呂に入ったと送ったメッセージを見て
友達が電話をくれた。
友達は悲鳴を出さんばかりにびっくりしていた。
母を電話に出すとおばさん、お風呂に入ったの?と尋ねる友達に
入ったよと涼しい顔で答える母。
友達と母の底力はすごいという結論に達した。

母が認知症を発症して自宅を離れ施設や病院を経て2年半の時が流れていた。
認知症を発症した直後の私と母には絶望感しかなかった。
それが時を経て温泉に行けたことが夢のようだった。
母と温泉の話をする度に母の笑顔を見ることができた。
また行こうねと約束した。
友達や施設の方の助けを得て母の希望を実現できたのが
何より嬉しいことだった。

雪国はつらいよ

実家に戻って電気のブレーカーを入れ水道の元栓を開いた。
いきなり水が勢いよく出ている音がする。
びっくりしてすぐに元栓を閉めた。
どうやら昨年の水落しが上手くいっていなかったようで
水道管の何処かに亀裂が入ったようだった。
結局水の元栓を締め、使うときだけ開けることにした。
それでも水の流れる音がすごいので流し台の中のパネルを取ってみた。
するときれいに亀裂が入った水道管が見えた。

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インターネットで検索してみると補修テープと言うものがあるらしい。
すぐに買いに行き補修。

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上手くいったと思い元栓を開ける。
しかし蛇口が閉まっているのに水が流れるような音がする。
また元栓を閉めた。
夫に話すと元栓を開けたり閉めたりするたびに圧力がかかるから
元栓は開けたままのほうがいいと言う。
それじゃあと一晩開けたままにした。
翌朝室内に水が漏れている気配は無かった。
が、ゴミを出しに外へ出て家の周りを見渡すと
玄関の脇に水溜りができていた。
やはり水は壁の中か床下で漏れている。

実家に着いた夜に友達が電話をくれた。
水漏れの話をするとキャンプ用に使う10リッターの水タンクを持ってきてくれた。
それを見て実家にも水タンクがあるのを思い出した。
ずっと昔に亡くなった妹が買っていたのだ。
何でこんなの必要なのと訊いたが妹は何かで使うかもと思ったと言っていた。
結局その後使う事は無く実家に帰りタンクを見る度に
何でこんなもの買ったのかなと思っていた。
今回その答えが出た。
私のために買っておいてくれたのだ。

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今回は水道管の修理は諦めずっとこのタンクを使っていた。
風呂や食器洗いなど水が必要なときだけ元栓を開いた。

実はもっと大変なことが起こっていたのを翌日知った。
とってもお世話になっている裏のおじさんに挨拶に行ったとき
おじさんは留守でたまたまいらしたお孫さんにお土産を渡した。
そのすぐ後におじさんがやって来た。
そしてこの冬に起こったことを教えてくれた。
2月ごろに実家の屋根にたまっていた雪が一気に落ち
その雪の塊が裏のおじさん宅をめがけ壁を射抜く勢いで
止まったそうだ。
実家とおじさん宅の間におじさん手作りの塀があった。
その塀は倒されそのお陰でおじさん宅の壁まで行かなかったそうだ。
おじさんは今までこんな事は一度も無かったが
これから先のことを考えると怖いので雪止めだけでも
付けていってくれないかと言われた。
お世話になっているだけでなくご迷惑をかけていたことに驚いた。
必ず雪止めは付けますと約束した。

ありがたいことに友達がとてもいい塗装屋さんを紹介してくれた。
工事は私がイギリスに戻った3日後に終わったと連絡をもらった。

実家に誰も住まなくなって2回目の冬だった。
今回のことでやはり雪国で空き家のまま冬を越すのが大変だと実感した。

ソレイユ

何年か前に好きで行っていた「ソレイユ」というイタリアンは
まだあるのだろうかと検索してみた。
何年か前と行っても17,8年は経っている。
2,3年前に検索したら今も同じ場所にあるのがわかった。
昔は歩いていける距離にアパートを借りていたが
札幌の中心から離れているので自然と足が遠のいてしまった。
今でもまだお店があるとわかって行ってみたかった。
今年その機会がやってきた。
従弟が今年の春新しい家を買って引っ越した。
ソレイユは従弟の家から歩いて5分くらいなのだ。
お留守番しているときに行く絶好のチャンス。
友達を誘って久しぶりに行くと店内の装飾はほとんど変わっていなかった。
20人も入れば満席のご夫婦でやられているお店。

ずっと夢に見ていたのは鴨のロースト。
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これが食べたかった。

前菜もパスタも美味しかった。
でも食べたかったのはこの鴨のロースト。
やっぱり美味しかった。
友達も気に入ってくれた。
ソレイユは今年20周年だそうで
予約しなければ席が取れないほどになっていた。
通いだしたのはまだ2,3年しか経っていないときだった。

このあと数日は幸せな気分を味わった。
また機会があればぜひ行きたい。

ポケットwifi

去年から夫婦でスマホデビューした。
実家にはインタネット環境がないので日本ではただの携帯としてしか使えなかった。
この冬に日本にいた時には実家の電話はもうはずしたので
夫は私の携帯に電話するしかなった。
その電話代は2ヶ月で5万円ほど。

今回里帰り前にポケットwifiをレンタルできる情報を得た。
ためしにグローバルモバイルさんからレンタルすることにした。
私が借りたのはソフトバンクのもの。
一日480円で一ヶ月だと6000円。
インターネットで申し込んでおくと成田空港のカウンターで受け取れる。
その後すぐにスマホが使えるようになった。
帰りは支給された封筒に入れてポストに投函するだけ。
とても快適に使えた。
夫とはメッセンジャーを使って電話をしていた。
ビデオチャットもできるのでほぼ毎回お互いの顔を見ながら話をしていた。
やはり声だけよりも顔が見えると安心するし寂しさも軽減される気がする。
夫はビデオチャットで私の友達や母と話しをすることができた。
母の顔を見たのは9年ぶりだ。
母も嬉しかったようだ。
小声で「相変わらず太っているね」と夫のことを言っていたが
夫は日本語がわからないのでただただ喜んでいた。

便利な世の中になったものだ。
数年前には想像もできなかった。
更にすごいのが通話料が無料だと言うこと。

母とお寿司

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母が活けた花

母は元気でいてくれた。
前回私がイギリスに戻ってからすぐ気落ちしてしまい
あまり物が食べられなくなってしまった。
それが上向きになったと思ったら肺炎を起こし
2ヶ月近く入院することになってしまった。
老人ホームのケアマネージャさんはいつもメールで
母の状況を教えてくださる。

ほぼ半年振りに会った母はなかなか太れなくなってしまったが
元気でいてくれた。
いつも連絡をくださるケアマネージャさんが
母とお寿司を食べに行ったらどうかと提案してくださった。
母と外出できるとは思っていなかったので驚いてしまった。
ケアマネージャさんが車を出してくださり車椅子も貸し出してくださると。
母に尋ねると行きたいと言った。
日にちを決め母には食べたいお寿司を考えておいてねと頼んだ。
母はとっても嬉しそうにしていた。
迎えに行くと母は今回私が買った服を着て待っていてくれた。

お寿司屋さんは母が元気だったときによく行っていた所だった。
入り口で帰ろうとするケアマネージャさんに一緒に食べて欲しいと頼んだ。
母も強く望んだので快くご一緒してくれた。
一口カットと頼むと小さい握りにしてくれるそうでそれをお願いした。
母は久しぶりに来たお店を懐かしそうに見回していた。
お寿司が来ると母はしっかりと目を見開き上手に箸で食べた。
私もケアマネージャーさんも母の姿が嬉しかった。
ケアマネージャさんは母の落ち込んだ姿も見ているので
胸が熱くなったようで目頭を熱くされていた。
本当にいい方だ。

今回の滞在の3週間は短く母の所へもなかなか顔を出せなかった。
今回ほぼ20年ぶり幼馴染と会い温泉へ行った。
その話を母にすると温泉も言ってみたいねと呟いた。
じゃ今度行こうねと答えた。
帰国前日に母を訪ねると家も見てみたかったなと言ったので
これから実家に言ってみようかと言うと母は行かなくてもいいと言った。
それじゃ来年の春にまた帰ってきたときに家と温泉に行こうねと約束した。
その話をケアマネージャさんにすると次回私が帰って来るまでに
それを目標にすると有意義な時間が持てると賛成してくださった。

ケアマネージャさんが私に言ってくれたこと。
何人ものお年寄りを見てきて一度気持ちや体調が下向きになってしまうと
なかなか元の位置まで戻ってくるのは難しいのに
母のすごいところはまたその位置まで戻ってきたことだと言われた。
いくつかの苦難を乗り越えてきた母。
まだ母はファイターなのだと思った。
今なお頑張る母を見習って私も何とか次回母の希望を叶えられるように
頑張ろうと思った。

クーちゃん

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今回の里帰りは新婚旅行に行く従弟のために従弟の犬、クーちゃんと
お留守番をすることがメインになった。
従弟と奥さんはクーちゃんがいるのでなかなか旅行に行けなかった。
そこで今回の私の里帰りに合わせて新婚旅行を計画したのだった。
今まで両親が従弟に大変お世話になっているので
そんな事はお安い御用と引き受けた。
叔父が生きていた頃からクーちゃんの事は知っていたが
寝起きを共にするのは初めて。
従弟たちが旅行に出かけた頃は彼らの帰りを待っているのか

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こんな姿が見られたがそのうちに慣れてくれた。
夜は寝るよと声をかけると私の布団の足元にやってきて朝まで一緒に寝た。
日中は私も用事があるので出かけクーちゃんの夕食に間に合うように帰る。
1週間ほどの留守番だったがクーちゃんとすっかり仲良くなった。
そろそろお別れの日という時になぜか私の足に自分の前足を乗せるクーちゃん。

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まるで私が出かけるのがわかっているかのように。
そして行かないで言っているようで困った。

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無事帰国

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昨日無事帰国。
今回はこの方と10日ほど一緒にいました。
火曜日から仕事復帰で一気にイギリスの生活に戻ります。