続イギリスで始めたこと

2001年からイギリスに住んでいます。 人生何があるかわかりません。思いもしなかった異国暮らし。 日々の生活の中で思うこと、発見したこと、出来事などを書いています。

仕事関係

カテゴリ:仕事関係 の記事一覧

レジの利点

職場の慢性的な人手不足で私の勤務時間の半分くらいは
レジのヘルプになる。
自分の本来の仕事もあるのでストレスの種にはなるのだが
利点もある。

レジでスキャンしてセール品だとわかること。
そうだ、これきれていたから買わなきゃと思い出させること。
興味がある商品でまだ買ったことが無く
お客さんに美味しいのかいい物が聞いたりできること。

昨日はアジア系の若いカップルがやってきて
冷凍のベジタリアン餃子を買っていた。
マンチェスターの中華街では買ったことがあるが
まさか自分の働くスーパーでも買えるとは。
これここで売ってるのと若いカップルの尋ねると
そうだよ、他にもあるよと教えてくれた。

自分でスーパーを回ると自分の知っているところしか見ない。
レジでは他の方の買い物籠の中身を見ることになる。
これが結構いい情報が満載だった。

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バレンタイン2017

今年のバレンタインは終わった。
去年は帰国中でいなかった私。
今年は今まで仲間で働いていたデイブは違う部署。
サムは足骨折でまだ仕事に復帰していない。
結局私一人と新しいマネージャーのダニー。

一昨年前と比べると花束のサービスを頼む人は少なくなった。
それは私達がほとんどお花屋さんにおらず
レジの手助けをしていることが多くなったので
ラッピングサービスは終わったと思っているお客が増えたせいもある。

それでもバレンタイン前日、当日は時間帯によっては
ラッピングを待つ人だかりができた。

今回は大量のバラを花束にと希望するお客さんが二人。
それも続けていた。
最初は赤、白、黄色、ピンクのバラを一つに花束に。
とても一束にはまとめられないので3つの束を作り
それを合わせて一つにまとめた。
その直後のお客さんが真紅のバラ90本を使った花束。
これは今までで一番大きな花束だった。
色とりどりのバラも綺麗だったが
真紅のバラだけの大きな花束は凄みがあった。

翌日私の手を見てみると小さな傷だらけ
バラの棘だ。
何とかこの日を乗り越えホット一息。
次は母の日だ。

愛くるしい

昨日レジで仕事をしていると3,4歳くらいの男の子が話しかけてきた。
私はまだ前のお客さんの決済中だったので
ちょっと待ってねと男の子に声をかけた。
前のお客さんが終わり男の子にどうしたのと聞くと
なにやら満面の笑顔で話してくれるがよくわからない。
後ろで男の子のお母さんが笑いながら話してくれた。
男の子は誰かに店の中の至るとことにあるカメラ(CCTV)は
男の子がいい子にしているか見ているんだよと言われ
「僕、ずっと良い子でいたんだよ」と私に言っていたのだった。
それは偉かったね。
じゃ僕頑張ったよってカメラに向かって手を振ってみたらと言うと
すごく可愛らしい笑顔で手を振った。
お母さんのお買い物が終わってレジを去るときも
こちらがとろけてしまいそうな笑顔でバイバイと手を振ってくれた。
私と次のお客さんはその笑顔にノックアウト。
なんて可愛い子なんでしょとお客さんも私も笑顔になった。

男の子の屈託ない笑顔にこんなにも幸福感を得られるものかと
今日一日分の疲れを忘れさせる出来事だった。

点と点が繋がった

ここ2年ほど前からお店に来る初老の男性のお話。
お花屋さんでお花を買った後に
「ありがとう、〇〇〇」と私の名前を完璧に言った。
面識がなかったので驚いてしまった。
初対面で私の名前をスラスラと言える人はあまりいない。
私はこの人とどこかであったことがあるだろうか。
それからも何度か気軽に挨拶してくださった。

先日この方が私のレジに来た。
そして「ヘザーをありがとう。昨日やっと植えることができたよ」と仰った。
ここでようやくこの方が誰かわかったのだ。

もう8年位前お花売り場にいらしていたメアリーさん。
初めて接客したときにかなり多くのハンギングバスケットを買われたので
彼女の車までお運びした。
それからメアリーさんが来店のときは必ず私のところにいらしてくれて
毎週のようにお花選びをお手伝いしたり、欲しい植物があると
取り置きしていた。
いつも近くに住む息子夫婦にも同じお花を買われていた。
その頃でもう70歳は軽く越えられていた。
足がお悪く杖をついていらしたがご自分で運転して買い物にいらした。
秋になるといつもいろんな色に染められたヘザーを
30株ほど注文してくださった。
そのヘザーは毎年お墓の周りに植えるのだと仰っていた。

数年前にメアリーさんは亡くなられた。
今年お嫁さんがヘザーを注文に来られた。
私はいなかったのだが同僚が注文を受けたので
その方の名前は〇〇?と同僚に聞くと何でわかるの?とびっくりしていた。
お嫁さんの名前もメアリーさんから良く聞かされていたので覚えていた。

その初老の男性はメアリーさんの息子さんだった。
ここ数年の疑問がようやく解けた。
私は面識がなかったが彼はメアリーさんから私のことを聞いていて
知っていたのだ。
メアリーさんが亡くなってもう何年経ちましたかと尋ねると
3年だよと仰った。

ようやく点と点が繋がった感じがした。

スー、骨折

職場で仲の良いスーとは勤務があう日の休憩は
一緒に取るようにしている。
2週間前ほど仕事に行って朝食の休憩にスーを待ったが現れなかった。
有休を取るって言っていたかしらと不思議に思いながら
翌日もスーには会えずお休みなの?メールを送ったそのすぐ後に
その週の初め、私が休みだった日に仕事を終えて自転車で家路に向かったスーが
自宅近くで転び大腿骨を骨折して救急車で病院に運ばれ手術を受けたと
職場のクリスが教えてくれた。
スーはずっと自転車で通っていた。
私が自転車に乗っていた頃は帰る時間が同じだったら
良く一緒に途中まで帰った。

その前の週もスーに天気が悪くなってきたから気をつけてねと言うと
雪が降っても大丈夫だけど落ち葉が嫌なのと言っていた。
以前濡れ落ち葉で滑って足を何針か縫ったことがあると
話してくれたばかりだった。

先週まだ病院にいると聞いて尋ねたら30分前に退院したばかりだった。
それでも何とか自宅に会いに行くことができた。
スーは一人暮らしだが近所に妹さん家族や親戚がいて
世話をしてくれているので大丈夫とのこと。
まだまだ右足は腫れていて血栓を防ぐために毎日自分で
注射をしなければならないそうだ。
家の中は歩行器を使い、2階にトイレとお風呂、寝室があるので
松葉杖を使って2階へ上がるそうだ。
リハビリは来週から始まる。
思ったより元気そうで良かった。

年金がもらえるまであと6,7年。
それまでは働かなきゃと言っていた。
頑張り屋さんだからきっと戻ってくるだろう。

ジャッキー

ジャッキーはカスタマーサービスをやっている。
カスタマーサービスはお花屋さんのすぐそば。
ある日ジャッキーが紙の切れ端を鉢物や観葉植物が置いてある棚に持ってきた。
これいいかな?と持ってきた紙切れを見せてくれた。
何かと思ったらてんとう虫。
「殺しちゃうのは可愛そうでここならいいかなと思って。」
そう言っててんとう虫を葉の上に乗せた。
それを見て「ああ、ジャッキー好き」と即座に思ってしまった。

お葬式のお花

先週の土曜日から9連休をもらった。
里帰りの疲れを取る目的で11月に有休を取っておいた。
やはり疲れていたのか仕事の最終日はあくびが止まらなかった。
お休みの最初の2日間は何もせずにボーっとしていた。
休み前に私のエネルギーを使い果たしたのが
お葬式用のアレンジメント。

先週一日のお休み明けて仕事に出た日のこと。
お昼ちょっと前に中年のご姉弟がお花屋にやってきた。
あなたがKemmiさんだねと言われ
デイブからKemmiがお葬式のお花を作ってくれると言われてきたと言う。
その日デイブはおやすみ。
デイブからの伝言はない。
全く寝耳に水。
お葬式用のお花には1週間以上前に注文するものと
お店でできるお葬式用の花束がある。
しかしこのお客さんの欲しい物はフラワーアレンジメント。
原則としてはお店ではやらないものだ。
このお客さんはデイブがアレンジ用のオアシスや容器などを持参すれば
Kemmiがやると言ったと言う。
仕方ない、デイブが受けてしまったのならやるしかないと始めた。
最初そのお客さんは小さめの丸いアレンジと大き目の楕円型のアレンジを2つと言った。
アレンジは翌日受け取りに来ると。
お客さんと花選びをしていくうちにお客は予定を変え
その日のうちに受け取りたいと言い出した。
と言うことは私の勤務時間が決まっているので2時間しかない。
アレンジをやるのはけっこう大変で心構えもいる。
その日はそんな余裕もなく突然始めなければならなかった。
何とかやり終えたのは仕事が終わる10分前だった。
こちらが出来上がったメインのアレンジ。

IMG_20161103_144619.jpg

翌日仕事に出てきたデイブに詳細を聞くと
このお客さんは店に電話をしてきて最初は文字を花で飾れるかと聞いたそうだ。
それは別注文になり店ではできないと答えた。
次に店でアレンジはできるかと聞かれそれもできないと答えた。
店でできるのは花束だけだ。
デイブは休みなのでその日は接客することができないので
お花屋さんのスタッフに頼んで欲しいと言ったそうだ。

まんまと騙されてしまった。

実はこのお客さんは見覚えがあったのだ。
やはり前日にやってきて花束を作って欲しいと。
その日はその客の欲しい色の花がなく
翌日その客の欲しい色を取り置きしておいたがやってこなかった。
この人を接客しながらころころ気が変わる人だなと思っていたのを覚えている。
次回彼女を見たら要注意とデイブと意見が一致した。

赤いコート

昨日久しぶりに顔見知りのお客様に会った。
久しぶりねと声をかけてくれたこの婦人とは
お花を買っていただいたときに誕生日が一日違いだとわかった。
私より30歳も上の方なのだ。
昨日この方が真っ赤なニットの膝丈のコートを着ていて
それがとても素敵だったのでそう言うと
そのコートは自分で編んだものだとおっしゃる。
「これは1970年代に自分で編んだの」
40年ほど前???
綺麗に編みこみされていて染みはどこにも見当たらない。
そしてもっと驚いたのは全く色あせていないのだ。
お風呂で洗って型崩れしないようにタオルの上で干すそうだ。
とても素敵なコートだった。

同じ日に去年の11月に元お医者様だったご主人を亡くされた奥様が
お花屋さんで花を選んでいた。
前回お会いしたときは言葉少なかったのだが
昨日は笑顔でお話してくださった。
赤いアルストメリアを選ばれていた。
私も好きで時々買うんですよと言うと
「私、赤が好きなの。ほらこのコートも赤でしょ」と
にっこり微笑まれた。

昨日は年老いても素敵に赤を着こなすお二人に会えて
私も嬉しくなってしまった。

久しぶりのブーケ

今年に入ってから会社の経営方針が変わり
お花屋さんスタイルは終わってしまった。
私達花屋のスタッフは人手不足でレジに借り出され
花屋にほとんど常駐できない日々が続いた。
それでも花束作りのサービスは今も細々と続いている。
花屋のディスプレイ用のボードのはずされたので
見本の花束は作らなくてよくなった。
もう花束作りのサービスもなくなったと思っているお客さんも多い。

昨日はお客さんの会社の行事に飾る花束を頼まれていた。
4年前に初めて注文を頂いて気に入っていただけて
その後毎年9月になると注文を頂いていた。

昨日は入荷の花が少なくてあまり選択肢が無かったが
花びらの縁が淡いピンクの白いバラが入ったので
それでイメージを膨らませてみた。

IMG_20160919_093625.jpg

依頼してくださる方はいつも細かい注文がなく
完全に任せてくださる。
久しぶりに楽しい花束作りだった。

セルフ・チェックアウト(レジ)

もともとセルフ・チェックアウト(レジ)はあったのだが
手かごを乗せる台がある少数購入用だ。
最近普通のチェックアウトと同じ規模でのセルフ・チェックアウトが
店内に4台設置された。
沢山の買い物があっても自分で清算できるものだ。

ある日私のチェックアウトにいらした年配の女性が
「セルフ・チェックアウトを使うように勧められたけど
あんなの絶対使わないわ。
挨拶もできない機械なんて真っ平だわ」とおっしゃった。

私の勤めるスーパーの客層は年配の方もかなり多い。
話し好きのイギリス人。
特にお年寄りで一人またはご夫婦だけで暮してる方々は
顔見知りのスタッフとの世間話を楽しみにしている。
また我がスーパーでは必ず袋詰めを手伝いましょうかと客に尋ねる。
世間話もできて袋詰めも手伝ってくれるので
それを期待しているお年よりも多い。

新しいセルフ・チェックアウトを利用している人を見ると
若い方、男性などでお年寄りの姿はほとんど見ることがない。

日本だったらけっこう稼動するのではと思う。